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「キスできる餃子」宇都宮の身近なロケ地 看板そのまま「ガンコおやじ」の餃子店

6/14(木) 16:03配信

産経新聞

 宇都宮を舞台にした映画「キスできる餃子(ギョーザ)」(秦健(たけ)日子(ひこ)監督)が15日、県内の映画館で先行上映される。全国公開は22日から。宇都宮や餃子をテーマにした地域活性化を目的とした「地方創生ムービー」で、公開に先立ち、ロケ地マップも作製された。観光地だけでなく、市民にとって身近な場所がスクリーンに登場する。

 ●駐車場で営業した

 主人公が奮闘する餃子店の場面は、宇都宮市中心部から北に向かう国道4号沿いに駐車場がある「ぎょうざの龍門」(同市御幸町)で撮影された。準備期間を含めて約1カ月、店を貸し切り、同店はその間、駐車場にキッチンカーを置いて営業。近所の住民らも撮影に協力した。赤い看板が目立つ同店。ロケではカメラのサイズに合わないため掛け替えたが、「ガンコおやじ」のイラストはそのまま再現。店主、森勇二さん(49)は「夜中まで餃子作りに悪戦苦闘する主人公の姿は自分に重なった。

 店を継いで、いくつも焼いて味を探求して…。他店の人も『俺もそうだった』と言い、みんな自分の味を追求しているのが宇都宮餃子のすごいところ」と話す。

 ●餃子だけじゃない

 本格的なカクテルバーが多い宇都宮は「カクテルの街」もうたっており、映画の中にもバーの場面が出てくる。撮影は同市中心部の大通りと中央通り(シンボルロード)の交差点近くにある「ダイニングバー・スカット」(同市池上町)。長いカウンターの奥の席で主演の足立梨花さんが友人らとグラスを傾ける場面が撮影された。落ち着いた雰囲気がある本格的なバーで、店内も広い。バーテンダー、寺沢竜也さん(40)は「宇都宮は餃子だけじゃない。個性的なバーがたくさんあり、県外の人にも知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。

 ●昭和チックな駄菓子店

 足立さんが子供を迎えに来る場面が撮影された「パーマ屋文具店」(同市中央本町)。美容院なのか文房具店なのか分からない店名の駄菓子店がそのまま画面に登場する。森田光子さん(77)は「隣が宇都宮でも古い美容院。昔は文房具もたくさん売っていた」と笑って説明。市立中央小学校のすぐそば。100円以下の安い駄菓子が並び、今も放課後の子供たちのたまり場になっている。

 ほかにも、観光名所、大谷資料館(同市大谷町)や約300人のエキストラが見守る中、クランクアップしたオリオンスクエア(同市江野町)など市民おなじみの場所でロケがあった。

最終更新:6/14(木) 16:03
産経新聞