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4K常時同時配信、インフラ投資2兆円必要 NTTが試算

6/14(木) 21:56配信

産経新聞

 NHKが計画するテレビとインターネットで番組を同時に流す「常時同時配信」について、NTTが将来的な光ファイバーの整備などに2兆円程度の投資が必要になると試算していることが14日、分かった。NTTの次期社長に内定している沢田純副社長が同日、放送法改正を議論する自民党の会合で明らかにした。NHKの同時配信に民放からの反発が出る中、多額の投資を誰が負担するのかという新たな課題が浮上した。

 テレビと同時に番組をネット配信すると、視聴者が増えた場合に途中で映像が途切れるなどの遅延が起きる可能性がある。NHKは2020年東京五輪・パラリンピックに向けて平成31年度までに常時同時配信を始める考えだが、将来的に高精細の4K画質の番組を配信するには専用光ファイバー網の新設などインフラ整備が不可欠となるという。

 非公開の会合後に取材に応じた自民党の佐藤勉元総務相によると、沢田氏は4K画質の常時同時配信のためには「全国規模での通信網の整備に1兆~2兆円規模の設備投資が必要」と説明。国やNHKの費用負担を議論する必要性を強調したという。佐藤氏は「通信網の設備投資が巨額になるという課題が浮き彫りになった」と話した。

 自民党は放送法改正に向けた提言を出す今秋に向け、NHKなどから意見を聴取する。佐藤氏はNHKの常時同時配信に必要な放送法改正案を今秋の臨時国会に提出するよう総務省に促す方針も示した。

最終更新:6/14(木) 21:56
産経新聞