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新幹線殺傷事件…説得の車掌はスマホで中継も 車内の状況が明らかに

6/14(木) 18:23配信

CBCテレビ

CBCテレビ

 東海道新幹線の中で起きた悲劇。

 当時の詳細な状況が明らかになってきました。

 「(車掌が)12号車の入口付近にいて、シートやキャリーバッグを盾にしながら」
  (JR東海 金子慎社長の説明)

 6月9日、新幹線「のぞみ」の車内で、3人が死傷した無差別殺傷事件。

 事件が発生した12号車では、車掌がシートを取り外し、盾の代わりにして、小島一朗容疑者(22)の元へ。

 その後、乗客のキャリーバッグに持ち替えて、小島容疑者の説得を始めたといいます。

 「『やめてください』『話を聞きますから』と。
 冷静さを取り戻させることを訓練でもしているので、そういう声のかけ方をして」
  (JR東海 金子慎社長)

 非常ブザーが押されたのは、新横浜駅を出発したおよそ4分後。

 乗客から異変を聞いたパーサーが運転士に連絡。

 運転士が運転指令所へ伝え、そこから消防や警察へ通報が入りました。

 また、指令所へは、説得にあたった車掌が現場の状況をスマートフォンのカメラを使って生中継していました。

 「スマートフォンを使って報告する際、状況が画面に映る仕組みになっていて、何が起こっているかを指令に見せながら、報告していた」
  (JR東海 金子慎社長)

 こうした対応の一方で、課題も浮き彫りに。

 「(事件発生について)放送はしていません」
  (JR東海 金子慎社長)

 「犯人が逮捕された件のみ放送した」
  (JR東海 丹羽俊介広報部長)

 「放送しようという余裕が無かった」
  (JR東海 金子慎社長)

 乗客が一斉に逃げ出し、車内はパニックに。

 「ドアを開けず、先に犯人を確保して乗客に避難していただこうと。
 おおむねそういうかたちで良かった。
 スマートフォンをさらに有効に活用し、情報共有できる仕組みを早期導入する」
  (JR東海 金子慎社長)

 事件を受け、JR東海が対策として挙げたのは、スマートフォンを使ったシステム。

 指令所と運転士や車掌ら、複数のスタッフが同時に通話できる仕組みを、ことし8月頃までに導入したい考えですが、これで効果的な対策となるのでしょうか。

最終更新:6/14(木) 19:22
CBCテレビ