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“フラットな関係”ってどう築くの? 箕輪厚介と新R25編集長が語る「大物への対峙法」

6/14(木) 18:30配信

新R25

SNSでさまざまな人とつながることができる現代。若くして自分より年齢もキャリアも上の大物ビジネスマンと出会い、仕事をするチャンスに恵まれることも。

しかしせっかくの機会を得ても、相手の肩書きや圧力に萎縮してうまくコミュニケーションを取れずに悩む人も多いのでは?

そこで今回は、『多動力』『お金2.0』『日本再興戦略』など数々のベストセラー本を連発する幻冬舎のスター編集者・箕輪厚介さんと、『マネ凸』などの連載で大物経営者に切り込みつづける新R25編集長の渡辺が「大物にどう対峙すべきか」というテーマで対談を実施。

大物と接する際の大切な心構えから、すぐに使えるテクニック(?)までを語り合いました!

相手のことを完璧に知りつつ、それを過度に“アピール”しない

渡辺:
箕輪さんレベルになると、もう誰が相手でも物怖じしませんよね?

箕輪さん:
今はもう楽勝ですね(笑)。渡辺さんも同じじゃないですか?

渡辺:
こっちはまだそんな余裕ないですよ(笑)。

取材する人については、事前に徹底的に調べますし。

箕輪さん:
あ、でもそれはやっぱり大事。

渡辺:
とはいえ、実際に会ったときは「あの本読んで感動しました!」みたいにストレートなアピールから入らないようにはしてますね。

“そんなの知ってて当たり前”感を出すというか(笑)。

箕輪さん:
わかる! 圧倒的な武器を持ってても最後に出すみたいな(笑)。

ただ、それも相手のことを完璧に知らないとできないですからね。好きじゃないと無理。

相手のことが本当に好きだからなんでも知ってて、ひとりの人間として話すなかでそれが自然と出てくるっていう感じが理想ですね。

仕事を加速させる“触媒”となりうる存在に、個として対峙する

渡辺:
僕は、昔ドワンゴの川上(量生)さんが言ってた「触媒」をかなり意識してて。

ニコニコ動画って、政治家がネットで生配信する文化を確立したじゃないですか。あれ、はじめに小沢一郎さんがやったことで、他の政治家の出演交渉が一気にラクになったらしいんですよ。

ここでいう小沢一郎さんが「触媒」なんですけど。

箕輪さん:
それはありますよね。

たとえば、お笑い芸人の雑誌を作ることになったら、どんな手を使ってでも最初の号の表紙にビートたけしを使ったほうがいい。そしたらあとは勝手に来る。

はじめに交渉がラクな若手芸人を表紙にしちゃうと、そこからビートたけしにいくまでにめちゃくちゃ苦労しますからね。

渡辺:
『マネ凸』も、初回に社内リソースを活用して無理やり藤田にインタビューしたことで、そのあと交渉しやすくなったと思います。「藤田さんがあそこまでやったんなら受けてもいいかな…」みたいな(笑)。

箕輪さんがブレイクするきっかけになった触媒は、見城さんの『たった一人の熱狂』ですかね?

箕輪さん:
です。やっぱり見城さんは業界内外に影響力ありますからね。

渡辺:
でも、たとえ大物と仕事できたとしても、そこで自分の存在感を出せないとあとが続かないじゃないですか。

箕輪さん:
その通りですね。

たとえば堀江さんって、たぶん本の担当編集が10人くらいいるんですよ。そのなかでも「コイツは違う」って思ってもらわなきゃいけない。

渡辺:
そんないるんですか。でも箕輪さん以外知らないですね…

箕輪さん:
でしょ? でも、それで目立とうと思って編集者である自分が騒いだり前に出たりしたら、著者がムカつくこともあると思うんですよ。

それでも「箕輪ならいいや」って思ってもらえるようにならないとダメで。

渡辺:
そういう存在になるために、どういうことを意識してます?

箕輪さん:
とにかくフラットな関係を築くことですよね。“個”として対峙すること。

「堀江さんとモメたら会社に怒られる」ってビビったりしたらダメで、個として自分と対等に話してくるヤツだって思わせないと。

渡辺:
相手に「コイツは会社の仕事で来てるんだな」と思わせたらダメってことですね。

箕輪さん:
それが超大事です。会社の論理じゃなくて、自分の意志をもってその人と接しないといけない。

僕、企画を提案されたら、死んでも「いったん会社持ち帰ります」って言わないですからね。その場でやるかやらないか答えます。

渡辺:
カッコイイっすね。

箕輪さん:
だってそんなの、告白したのに「家帰ってお母さんと相談します」って言われるようなもんじゃないですか。相手も「それなら別にいいわ」ってなっちゃいますよ。

渡辺:
たとえ自分に決裁権がないとしても、「これ絶対に実現したいんで、死んでも上司を説得します!」って気概を伝えるべきですよね。

箕輪さん:
そうそう。責任を会社に求めようとする態度が相手を萎えさせる。

僕、前職の双葉社で与沢翼から『ネオヒルズジャパン』っていう雑誌の制作を勝手に受注してきたんですけど、もし会社に「与沢の本なんて出さない」って言われたら、辞めて自分ひとりでも出版しようと思ってましたから。

あくまでも自分が本気でやりたいって思っていて、その気持ちが相手に伝わることが大事。

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最終更新:6/14(木) 18:30
新R25