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脳を刺激…子どもにカフェイン、大丈夫?

6/14(木) 16:04配信

読売新聞(ヨミドクター)

教えて!ヨミドック

 コーヒーが大好きなキリンさん。つい何杯も飲んでしまい、「カフェインの取りすぎだよ」と言われることも。そこで、ふと考えました。「子どもが飲むお茶にもカフェインは入っている。それは大丈夫なの?」。

 Q  カフェインは眠気覚ましにいいけど、取りすぎると良くないって本当?

 ヨミドック  コーヒーやお茶を飲むと眠気や疲労感が抑えられ、作業の効率も上がりますよね。ただ、大量に取ると悪い影響も出てきます。

 Q  どんなこと?

 ヨ  大脳が興奮することによる不眠や不安感のほか、心臓への刺激作用で心拍数の増加や 動悸どうき などを引き起こします。吐き気やふるえなどの症状が出ることもあります。

 Q  コーヒーに多く含まれていると聞くけど?

 ヨ  100ミリ・リットル当たりレギュラーで60ミリ・グラム、インスタントもほぼ同じ。煎茶、ウーロン茶、紅茶などにも20~30ミリ・グラム含まれています。コーラはペットボトル1本(500ミリ・リットル)で約50ミリ・グラム、エナジードリンクと呼ばれる清涼飲料水は多いもので1本150ミリ・グラムになります。

脳に影響か 控えめに

 Q  お茶は子どもによく飲ませるけど、大丈夫なの?

  ヨ  子どもへの影響はデータが少なく、日本には摂取量の基準がありません。カナダでは健康への影響が懸念される目安として、1日当たりの最大摂取量を設けており、4~12歳で45~85ミリ・グラム。13歳以上は体重1キロ・グラム当たり2・5ミリ・グラムで計算します。

 Q  子どもへの影響って?

 ヨ  脳は6歳頃まで急速に発育すると言われています。脳を刺激するカフェインは、思考力や社会性、人格などをつかさどる「前頭前野(ぜんとうぜんや)」の発育に影響を与える可能性があります。代謝速度が大人より遅いため、体内に入ると影響が長く続きます。

 Q  授乳中は?

 ヨ  母親が飲食した物は母乳を通じて赤ちゃんに影響します。臓器、特に大脳が十分に発達しておらず、また、カフェインが体内にとどまる時間が非常に長いため、まれに興奮して眠らなくなったり、落ち着きがなくなったりすることもあります。

カフェインが入っていないコーヒーやお茶を選ぶのも良い

 Q  どうすればいいの?

 ヨ  まずはどれくらい取っているか調べてみましょう。チェックシートを提供する飲料メーカーもあります。過度に心配する必要はありませんが、気になるなら、カフェインが入っていないコーヒーやお茶を選ぶのも良いでしょう。

 (赤津良太/取材協力=栗原久・元東京福祉大学教授、和田友香・国立成育医療研究センター新生児科医師)

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