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米朝には他にも沢山の共通理解が存在する。2年半程度で大規模軍縮達成を希望する。ーポンペオ国務長官発言ー

6/14(木) 10:27配信

FNN PRIME

日米韓外相会議開催に先立ち

シンガポールでの米朝首脳会談を受けて、今日14日、ソウルで日米韓三か国の外相会議が開催される。これに出席する為、シンガポールからソウルに移動したアメリカのポンペオ国務長官が、今日未明、ソウル到着直後に同行記者と懇談した。

【画像】強硬派ポンペオ国務長官の評価は?“共通理解”って何?

その中で、ポンペオ国務長官は、共同声明に書かれていること以外にも米朝間には沢山の共通理解が存在することを明らかにするとともに、トランプ大統領の現在の任期が終わる21年1月までの2年半程度の間に、北朝鮮の大規模な軍縮(非核化)が達成されることを希望すると述べた。

また、共同声明に“完全な非核化”は謳われているものの“検証”と“不可逆的”という言葉が書かれていないという批判に対して、“完全”という概念は“検証”と“不可逆的”を含むと強弁した。

「決定」「合意」という言葉がない

拙訳ながら、そのポンペオ発言を紹介する。
注目してほしいのは太字と下線で強調した部分である。

多くの事柄について、ポンペオ長官は「自信がある」「理解している」「保証する」「希望する」と言っている。しかし、「決まっている」「合意している」「受け入れられた」とは言っていない。
想定の範囲ではあるが、まだ落とし穴は無数に残されている。
また、2年半程度の間に実現を希望するのは「大規模な軍縮」であって「完全な非核化」とは言っていない。
さらに、首脳会談の内容に関する北側の発表の一部については「割り引く」べきだとも述べている。

ポンペオ国務長官自身も認めるように、やはり先は長い。そして、驚くべきことでも何でもないが、非核化が実現するかどうかは今後の交渉次第である。

シンガポールでの合意は、始めの一歩に過ぎないのは間違いない。しかし、中途半端な合意にならないという保証は全くない。

ポンペオ国務長官発言抜粋@ヒルトン・ホテルinソウル 14日未明

「どのような形式で実施されるか正確には知らないが、来週中かその辺りのいつかの時点で、我々は話し合いを開始するだろうという自信を私は強く持っている。」

“I don't know exactly what form that will take,but I'm very confident that by some time in the next week or so we will begin the engagement.”


「シンガポールの首脳会談に至るまで何日も板門店で交渉が続いた。その板門店でのすべての作業の結果が共同声明に盛り込まれているわけではない。共同宣言に書き込まれている事の他にも沢山の共通理解が存在する。これらの共通理解を共同宣言に書き込めるようにするまで詰められなかったということは、まだやるべき作業が残されているということを意味する。」

“There was a great deal of work done over days and days and days in Panmunjom that led to the discussions that took place there in Singapore.…So there's-not all of that work appeared in the final document,but lots of other places where there were understandings reached. We couldn't reduce them to writing,so that means there's still some work to do,but there was a great deal of work done that is beyond what was seen in the final document that will be the place that we'll begin when we return to our conversations.”


「そこには沢山の作業が待っている。長い道のりになる。」

“There'll be a great deal of work to do. It's - there's a long way to go.”


「我々の目的は変わっていない。共同宣言に“検証”という言葉が無いことで物議を醸しているが、“完全”という言葉は“検証”を含んでいる。確認せずに完全な非核化を成し遂げることはできないからだ。」

“Our mission hasn't changed,right. A lot has been made of the fact that the word “verifiable” didn’t appear in the agreement. Let me assure you that the “complete” encompasses verifiable in the minds of everyone concerned. One can’t completely denuclearize without validating,authenticating ・you pick the word. ”


「“完全”という言葉は“検証”と“不可逆”を含んでいる。言葉遊びならいくらでもできる。しかし、共同声明に含まれていると私が保証する。」

“ ‘complete’encompasses verifiable and irreversible. It just -I suppose we- you could argue semantics,but let me assure you that
it’s in the document. ”


「我々が何を履行する用意があるか、何をするつもりが無いか、北朝鮮側は理解していると私は自信を持っている。徹底的な検証が実施されるであろうことを北朝鮮側は理解していると私は確信している。」

“ I am confident that they understand what we're prepared to do, a handful of things we're likely not prepared to do. …I am equally confident they understand that there will be in-depth verification.”


記者「段階的なアプローチに大統領が同意したという北朝鮮側の解釈は正確ですか?」

長官「米朝の協議の内容は二者の間に留めておく。しかし、他の場所(平壌)で書かれた報道の一部については大幅に割り引くべきだと思う。」

“QUESTION: Was the North account of the meeting accurate when they said that President Trump had agreed to a phased approach?”

“SECRETARY POMPEO: I'm going to leave the content of our discussions as between the two parties, but one should heavily discount some things that are written in other places --”


「(記者に対して)あなたは“大規模な軍縮”という言葉を使いましたね。その通り、我々は2年半程度でそれを達成できることを希望しています。」

“you used the term major - “major disarmament” something like that. Yes,we're hopeful that we can achieve that in the next -
what is it - two and a half years, something like that.”

最終更新:6/14(木) 10:27
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