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アサリ漁 連日予想上回る水揚げ 好調のまま、あす終漁 石巻・万石浦

6/14(木) 17:49配信

石巻かほく メディア猫の目

 石巻市万石浦湾の人工の新干潟で行われているアサリ漁が、終盤を迎えている。

 順調な生育ぶりで、5月15日に漁が始まって以来、連日予想以上の水揚げを記録。資源管理のため、開口日を当初の15日間から11日間に短縮したほか、昨年の相対取引から入札にしたことも影響し、値段も高めに推移するなど好調を維持した。

 管轄する県漁協石巻湾支所の職員や組合員らの表情も明るく、最終日の15日までラストスパートで作業が続く。

 計画では5月15日から19日までの1潮目、29日から6月2日までの2潮目、6月12日から16日までの3潮目の各5日間の計15日の漁を予定。スタート当初から好調な水揚げで2潮目は2日間、3潮目も12日と16日を休漁とした。

 支所の斎藤幸一磯根部長は「予想していた15トン(自家消費含む)を2、3割上回るのではないか」と説明。組合員の内海広志さんも「昨年より形も味も良い」と太鼓判を押す。

 
 13日は組合員、准組合員ら約80人が午前8時半に作業を開始。腰を下ろし、熊手を使って土を掘り、アサリを籠に入れた。

 この後、組合員らは県漁協石巻湾支所アサリ集荷場にアサリを持参。20キロの袋にまとめて職員が計量し、4社の買い受け人による入札が行われた。この日の水揚げは約1.12トンで、金額も高めで落札された。

 万石浦産のアサリは、東日本大震災前の2009年度には33トン(金額約2000万円)を生産していた。震災で干潟の地盤が浸食した上、アサリ資源が流失するなど大きな被害を受けた。

 12年度から国、県の補助で再生事業が本格化し、再開に向けて準備を進めていた。人工の新干潟は、石巻市渡波梨木畑岸壁から200メートルほど離れた4ヘクタール。山砂を搬入し、16年度に完成した。

 今年は13年度に造成した1ヘクタールで、組合員や准組合員らが昨年に続き2度目の採取作業をしている。