ここから本文です

ナミテイ、5億円投資し稲田工場新設。異形線などの部品加工集約

6/14(木) 6:04配信

鉄鋼新聞

 鉄鋼二次製品メーカーのナミテイ(本社・大阪府東大阪市、社長・村尾耕一氏)は、本社工場近くに稲田工場(同市)を約5億円かけて新設した。5月中旬から稼働を開始し、きょう14日に竣工式を行う。

 鉄筋コンクリート4階建ての稲田工場は、敷地面積1386平方メートル坪、延べ床面積2310平方メートルで、工場・事務所・自動倉庫を有する。従業員数は25人で、工場にはNC旋盤や、マシニングセンタなどの設備があり、能力は120万個。本社工場に点在していた異形線などの部品加工工程を稲田工場に集約することで動線を短くすることや、各階での工程を分けることで混入を防止するなど、コスト面・品質面の向上を目指す。また、稲田工場は今後、10月にNC旋盤2台を追加予定。
 村尾社長は「より一層高付加価値化を目指し常にオンリーワン商品を製造する。そのためにも稲田工場を含めて各製造拠点で高付加価値事業を強化する」と話す。同社は昨年、布施工場(同市)を新設したため、稲田工場を含めて製造拠点は6拠点となる。
 付加価値向上に向けた取り組みとして、線材から部品までを一貫して製造できる強みを持つ部品事業の集約化については、高井田工場(同市)にある冷間圧造工場と、切削を始めとした仕上げ工程の稲田工場の2拠点体制を確立する方針。また、今後は高井田工場への設備投資なども視野に入れながら稲田工場の自動倉庫を活用して汎用パーツも含めた積極的な部品事業に取り組む考えだ。
 部品事業を切り出した本社工場は、空いたスペースを活用して異形線設備の拡充とCHワイヤー事業の整備も行うことで、丸線と異形線とそれぞれ専門性を持った工場運営を目指す方針だ。「主力事業の海底線のプロジェクトが端境期であったため、売上げは減少している。しかし、部品事業を強化しており、前期並みの業績となりそうだ」(村尾社長)。同社は18年10月期売上高40憶円、経常利益率10%を目標としている。

最終更新:6/14(木) 6:04
鉄鋼新聞