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獣医師の6割は動物病院以外で働いている?実は幅広く活躍できる獣医師の仕事

6/14(木) 12:10配信

ファイナンシャルフィールド

現在、日本には獣医師が約4万人います(農林水産省届け出状況より抜粋)。

一般的に獣医師といえば、動物のお医者さんをイメージする人が多いと思われます。4万人の内訳をのぞいてみると、約4割の獣医師が動物病院で働き、6割の獣医師は動物病院以外で働いています。

実は半数以上の獣医師が動物病院以外で働いており、さまざまな領域で活躍しています。

今回は、意外と知られていない獣医師の仕事を紹介します。

動物病院の獣医ってどんな仕事?

まず、動物病院における獣医師の仕事を紹介します。

日本には、現在1万軒以上の動物病院があります。これは有名コンビニエンスストアの件数に近い数字であり、犬猫の飼育頭数が2000万頭と考えると、かなり多い件数かもしれません。

2018年5月現在、動物病院の数は増加傾向であり、もし将来の目標として新規開業したいという人がいれば、人並み以上の努力が必要になるかもしれません。ただ、新規開業の以外にもさまざまな選択肢があります。

・同じ動物病院に長く勤務し、副院長や分院長として仕事を任される
・専門分野を極めるため、大学病院や高度動物医療センターで働く
・海外に留学し、最新の医療を学ぶ
・「街の獣医さん」として気軽に相談してもらえる獣医を目指す
・犬猫以外の動物に特化した獣医師を目指す
・動物病院の事業承継

動物医療も日進月歩で発展しており、常に勉強していかなければならないことは間違いありません。

人の医療でもそうですが、救急医療などに携われば、体力的にハードなこともあります。ただ、病気の動物たちが元気になる瞬間に立ち会えることは、やりがいの大きな仕事であります。

動物病院以外の仕事は?

冒頭で話したとおり、全体の中で6割の獣医師が動物病院以外で働いています。下記に主な職種を紹介します。

・動物園や水族館で働く
・人の公衆衛生に関わる仕事
・牛や豚、鳥など食品の安全性に関わる仕事
・検疫にて輸入品や輸入動物の安全性に関わる
・一般企業で研究開発に従事する
などの選択肢があります。

まず、動物園や水族館への就職は獣医師の定員が限られており、タイミングが合わなければ、なかなか就職するのが難しい就職先です。

動物園獣医師は犬猫よりも医療に関する情報が少ないため、動物病院で働くことと同様に常に勉強が必要になります。

次に牛や馬などの大動物獣医師、公衆衛生や食品の安全性、検疫などに関わる仕事は人が安心・安全な暮らしを送るために必要不可欠な仕事であり、私たちが生活を送るうえで非常に重要な仕事といえます。

水質調査や食肉検査なども獣医師が行います。

主に公務員獣医師として働き、病院の勤務獣医師よりも休みを取りやすいメリットがあるかもしれません。

最後に一般企業への就職ですが、主に製薬会社や農薬会社、化粧品会社などへの就職となります。

業務内容は安全性試験や臨床試験などの開発段階で携わることが多く、薬や化粧品、農薬などは私たちの日常には不可欠なものであり、サラリーマン獣医師としても幅広く活躍できます。

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