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岩手・宮城内陸地震 駒の湯温泉で遺族ら祈り

6/14(木) 19:51配信

KHB東日本放送

宿泊客や従業員ら7人が犠牲となった駒の湯温泉には、遺族や宮城県栗原市長ら約30人が訪れ地震が発生した午前8時43分に合わせて黙祷を捧げました。「黙祷お願いします」。
駒の湯温泉で母親を亡くした菅原恵美さんは、涙を堪えながら今の気持ちを語りました。「地震発生から10年ですけど母に会いたい気持ちは変わらないので、1人でも多くの方に6月14日だけでも思い出してほしいっていうのはあります」。
駒の湯温泉を経営する菅原昭夫さん。温泉は日帰り入浴のみですが2015年に営業を再開しました。食堂や休憩室を設けるまでには8年かかったということです。
菅原昭夫さん「10年はこうしてみると長かったなと感じます。まさか自分がこのような災害の当事者になるとはまったく思わなかったんですけど、10年を迎えてやっと今が震災からの再スタートだなと思えてます」。
被災したイチゴ農家の大場浩徳さんです。イチゴの生産量は地震前の水準に戻ったと話していました。イチゴ農家・大場浩徳さん「最初は3年くらいで簡単に元に戻れるんじゃないかなと甘い考えでいたんですけど、やっぱり7年くらいはかかってしまいました」。日々の生活に追われ地区のことに追われて10年はあっという間」。
宮城県栗原市花山の慰霊碑には遺族や当時の佐藤勇前市長ら約20人が犠牲者への祈りを捧げました。
弟夫婦を亡くした・伊藤千秋さん「弟たちは掘り出していただいたから今こういう気持ちになっているのかなと穏やかな気持ちで…。まだ見つかっていない方もいっぱいいるので」。
佐藤勇栗原市前市長「(当時は)体の震えが止まらなかった、そういうものを風化させることのないように次から次への時代とつながっていくように行政は協力していくだろうと思います」。

東日本放送

最終更新:6/14(木) 19:51
KHB東日本放送