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【ブラジル】花火の不適切な扱いによる事故 10年で5000人以上が入院

6/14(木) 2:42配信

サンパウロ新聞

 ブラジル国内において花火の不適切な取扱いによる負傷で入院した人の数が、2008年から17年の10年間で5000人以上に上るとの調査結果が、連邦医師審議会(CFM)から発表された。過去21年間では、花火の事故により218人の死亡が記録されているという。アジェンシア・ブラジルが5日付で伝えた。

 同調査は、医師審議会が手外科や外傷・整形外科の協会と提携して行われたもの。今回の発表は、6月祭やサッカー・ワールドカップに関連する使用での事故や火傷の危険に関する注意喚起活動の一環となっている。

 調査結果によると、国内では過去21年間に、花火の事故により218人の死亡が記録されている。地方別で死亡者が最も多いのは南東部の84人で、その他、北東部は75人、南部は33人、中西部と北部はそれぞれ26人となっている。年平均で約10人が死亡しているのに加え、花火の事故により、火傷、裂傷、切傷、身体の一部の切断、角膜の損傷、視力喪失、聴力障害などが引き起こされる可能性もある。

 連邦医師審議会によれば、6月に公的保健サービスで記録された入院数は平均で80人となっている。病院情報システムの数値によると、過去10年間で5063人が花火の事故での治療のために入院した。特にブラジルがワールドカップ開催国となった14年には最も多くの事故が記録されているという。

 州別ではバイーア州が、08~17年の期間のほぼ全ての年で最も多くなっている。過去10年間の花火の事故による入院のうち、20%はバイーア州内の自治体で記録されている。その他、サンパウロ州(962件、19%)、ミナス・ジェライス州(701件、14%)と続いている。この3州のみで、同期間に記録された入院数全体の半数以上(53%)を占めている。

 同期間に花火の事故による入院数が少なかった州はロライマ州(17件)、トカンチンス州およびアクレ州(それぞれ14件)だった。

 都市別ではバイーア州サルバドール市が最も多く、10年間で686件の入院が記録されている。以下、サンパウロ市(337件)、ミナス州ベロ・オリゾンテ市(299件)となっている。

 調査結果によれば、花火の事故による入院者の大半は男性で、08~17年に記録された入院数の83%(4245件)を占める。女性の入院数は853人となっている。

 データではこのほか、同期間に記録された入院者の39%が19歳までの子供・青少年だった事も示されている。20~49歳の年齢層が占める割合は46%となっている。

サンパウロ新聞

最終更新:6/14(木) 2:42
サンパウロ新聞