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8割の私大が実施する「AO入試」って? AO入試で進学する場合の問題点

6/14(木) 12:30配信

ファイナンシャルフィールド

国公立大学では一般入試が主流ですが、私立大学ではAO入試・推薦入試が入学者の半数を占めています。

偏差値の高くない高校では、国公立大学への進学はほとんどなく、私立大学への入学は、AO入試・推薦入試が主流となっています。

AO入試で進学する場合の問題点について解説します。

AO入試とは?

AO入試は、保護者の時代にはなかった入試制度です。1990年、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(総合政策学部と環境情報学部)が、ほかの大学に先駆けて導入しました。

学科試験の結果で合否が決まる一般入試とは異なり、内申書、活動報告書、学習計画書、志望理由書、面接、小論文などにより出願者の学習意欲や適性・個性・能力など、出願者の将来の可能性を評価する入試制度です。

私立大学では、全体の8割、国立大学では4割がAO入試を実施しています。今ではポピュラーな入試制度となっています。

平成29年度の入学者の割合は、私立大学では、一般入試48.5%・推薦入試40.5%・AO入試10.7%。公立大学では、一般入試72.6%・推薦入試24.4%・AO入試2.4%。国立大学では、一般入試84.0%・推薦入試12.2%・AO入試3.3%となっています。

推薦入試と異なり、学校長の推薦も不要です。国立大学や有名私大のAO入試は難関ですが、一般入試では学生が集まらない偏差値の低い無名大学では、高校時代に勉強していなくても比較的簡単に大学に入学できます。

出典:文部科学省「平成29年度国公私立大学入学者選抜実施状況」

AO入試のメリット

学科試験は時間制限内に解答を導くテクニックが必要です。ゆっくり考えれば解答を導ける学力があっても、試験では評価されません。

また、暗記が苦手な生徒もいるでしょう。学力は決して低くないけれども、生徒会や部活動に力を入れてきたので受験勉強は苦手という生徒もいるでしょう。

AO入試はこのような生徒にとって活用したい入試です。つまり、AO入試はこれまで一般入試では目指せなかった大学への進学が可能になりました。一般入試の実力よりも、ワンランクアップの大学への進学が目指せます。

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