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ロシア史上最も海外で成功したレジェンドが見る母国「選手たちは進歩していない」【W杯開幕直前連載】

6/14(木) 20:03配信

GOAL

「プロを指導したい」

4年に一度の祭典が、間もなくやってくる。

『Goal』はFIFAワールドカップの開幕を前に、開催国ロシアのレジェンドたちにインタビューを行った。全世界の目がロシアに集まる特別な1カ月。レジェンドたちの現在や、ワールドカップに抱く期待、願い、思いとは?

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「スペシャルウィーク・ロシア」の最後を飾るのはアンドレイ・カンチェルスキス。ソビエト連邦、ロシア代表でもプレーし、クラブレベルではマンチェスター・ユナイテッド、フィオレンティーナ、レンジャーズなど名門クラブで活躍した。いよいよW杯開幕戦を今夜に控える中、カンチェルスキスは母国に何を期待するのだろうか。

――監督として、最近はどのようにお過ごしですか?

今は、ロシア国立大学のヘッドコーチだけど、近いうちに、プロチームで仕事ができるといいと思っている。大学生はプロではないからね。それでも私はまだサッカーに関わっているし、この環境にいる。ロシア、イングランド、イタリアで暮らしていて、TVやラジオでも仕事をしている。今のところは、そんな感じだよ。

――では、まもなくベンチにいるあなたを見られるようになりますか?

そう希望している。その方向で動いているよ。また仕事をしたいと思っている。体力はあるし、夢も経験もある。でも、今のところは、変わりないよ。

マンチェスター・U時代の思い出は…

――あなたは外国で最も成功したロシア人選手だと言ったら、言い過ぎでしょうか?

世間的には、みんなそんな風に考えたり言ったり書いたりしてくれている。そう思ってもらえるのは嬉しいし、そう思わない人がいても、気にしない。そういう評判については、あまり気にしていないよ。

――あなたは多くのクラブでプレーしましたが、キャリアで最も長く過ごしたのはマンチェスター・ユナイテッドでした。ユナイテッドでの経験を、あなたはどう思っていますか?

あそこでの4年間は、素晴らしかったし、とてもうまくいった。その間、2回プレミアリーグを制覇したし、FAカップ、リーグカップ、スーパーカップ、カップウィナーズカップも優勝した。他に言いようがないよ。あそこでの思い出はとても素晴らしく、あのチームにいられて幸せだった。

――外国籍選手がマンチェスター・ユナイテッドで活躍して、「クラス92(マンチェスター・Uのレジェンド)」に仲間入りすることは、簡単なことではなかったはずです。アレックス・ファーガソン元監督に、他の選手たちと同じように評価されていると感じていましたか?

現役時代、たくさんの監督と一緒に仕事をするチャンスに恵まれた。良い監督もいたし、そうでない監督もいた。でも特に印象に残っていて、よく話すのは、(ヴァレリー)ロバノフスキーとファーガソンだ。ロバノフスキーのもとには2年間いた。彼からはたくさんのことを学んだよ。世界で最も優れた監督の一人だと思う。ファーガソンも同じだ。彼がマンチェスター・Uで成し遂げたことのすべて、そしてチームにもたらした栄光を考えれば、そう思う。彼には数か月前に会ったんだ。マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーのリーグ戦のときだ。彼は人間的にも素晴らしく、社交的でポジティブな人だから、良い関係を築いていた。だけど、監督というのは、ときに独裁的な面もなければならないものだ。それでも、彼は素晴らしい監督だったし、偉大な人間だと思う。

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最終更新:6/14(木) 20:03
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