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噂の「デパート積立」は本当にお得!?デパート積立との付き合い方

6/14(木) 19:30配信

ファイナンシャルフィールド

子どもが生まれるまでは何もしなくてもお金が貯まっていたのに、子どもが生まれてからうまくいかない、というのはよくある相談です。

もちろん理由はいろいろあるのですが、理由の1つに「DINKS(子どもなし共働き夫婦)時代」の意識から抜け出し切れていないケースもあります。

今回は、マイナス金利時代にお得だからと、ずっと続けてきてしまっている人も多い「デパート積立」の問題点と付き合い方についてお届けします。

デパート積立は金融商品?

デパート積立は、特定のデパート(百貨店)などで毎月1万円を積み立てていくと、最終的に13万円の商品券やポイントがもらえるといったサービスです。

積立の金額はデパートなどで違うこともありますが、仕組みはおおよそ同じです。

お金を簡単に増やすのが難しいマイナス金利時代に、12万円の積立で1万円儲かるというのは確かに有利なように感じます。

正確な利回りの出し方は計算方法によって違いますが、どんなに良くても1%程度の定期預金に比べると破格の増え率といっていいでしょう。

では、デパート積立はお金が増えるのでしょうか?

毎月1万円引き落とされるなどして積み立てられていきます。そして満期を迎えれば13万円になる。

確かに一見増えているように思えますが、この13万円は換金などして自由に使えるものではありません。12万円は払えば13万円「使える」そういう商品です。

つまり、消費しなければまったく意味のないものなのです。そういう意味で、「増える」という認識とは違っていると考えていただきたいのです。

仮に金券ショップなどで換金する場合も額面よりは下がりますので、増え率は急激に落ちることのほうが多いです。

デメリットを上回る使い方をしているのか

デパート積立のデメリットで特に大きいのは「そのデパート(と系列店)」でしか使えないということと、「元本保証がない(倒産したら使えなくなる)」ということです。

銀行預金のように元本が保証されているわけではないので、倒産してしまえばそのお金は戻りません。大きな金額を積み立てる場合は経営・財務状態も気にかけたいところです。

さすがに倒産まではなくとも、店舗の閉店や移転で利便性の悪いところでしか使えなくなるということは意外によくある話ですね。

また、系列店しか使えなくなってくると、何かを購入する際に「比較検討する」という幅が著しく狭くなります。となれば、割高なものの中から選んでいるということも大いに起こりえます。

デパート積立でそれだけ金額を上乗せして使えるということは、発行側からすればそれ以上の元が取れるからサービスを提供しているわけです。

売り手側が損をする商品というのは基本的に存在しませんので、実は自分がデメリットを直接被っていないか気にしていただきたいところです。

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