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「トランプ大統領は絶対やってはいけないことをした」パックンも米朝首脳会談に怒り

6/14(木) 15:57配信

AbemaTIMES

 12日に行われた歴史的な米朝首脳会談。最大の焦点だった非核化について、共同声明には「完全かつ検証可能で不可逆的(CVID)」という文言が盛り込まれなかった一方、北朝鮮はこれまで求め続けてきた事実上の“体制保証“を取り付け、さらに米韓軍事演習を中止させる可能性も引き出した。

 今回の会談について、ダニエル・ラッセル元国務次官補は「共同声明は従来のものから進展していない。今回の会談で金委員長の打率は10割。ほしいものをすべて手に入れた」と指摘。トランプ大統領もアメリカ・ABCテレビのインタビューで「私は金委員長を信用しているが、1年後のインタビューで『私は間違いを犯した』と言っている可能性はある」と発言している。

■パックン「絶対やってはいけないことをした」

 13日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した宮澤エマは「トランプ大統領のTwitterを見て、アメリカ大統領の言葉というのはこんなに軽いものだったのかと思っていたが、今回の会談で存在自体も軽くなったと感じざるを得ない」とコメント。

 パックンは「僕が一番怒っているのは、人権問題には触れもせず、残酷な指導者と対等に付き合うような会談を行ってしまったこと。会談は譲歩を引き出すための手段でもあったのに、同じ数の国旗を並べ、同じものを食べ、一緒に庭を歩いた。絶対やってはいけないことだし、歴代大統領だったらしなかった」と憤る。

 REINAも「ABCニュースに出演して15分も話すのはありえないこと。そもそもFOXニュース以外に出演するのが1年ぶりくらい。雰囲気も弱気な感じがしたし、何かを達成しようとして失敗したのだと思った」と指摘した。

岡崎研究所研究員の村野将氏は「歴史的な対面を果たしたこと自体を評価する向きがあるが、そもそも私はスタートラインに立つべきでなかったと思う。しかも会見を見る限りでは、非核化の入口にすら立っていないのではないかという印象を受けた。北朝鮮が譲歩した部分もなく、向こうの良いようになったという感想だ」と話す。

 「国際政治は“喧嘩両成敗“でお互い仲良くするということではなく、どちらに正義や正当性があるかを決する場でもある。トランプ大統領だけでなく、韓国を含めた陣営は北朝鮮に対して強く当たるべきところを自ら譲歩していった。これは昨年まで日本が考えていた戦略とは違う。緊張が緩和したからプラスなんだという評価をする方もいるが、中身が詰まってないまま融和ムードだけが先行することは間違いなくよくないことだと思う。こちらが正義だというのであれば、北朝鮮の方から妥協してくるまで圧力はかけ続けたままであるべきだ。今後。トランプ大統領が軍事的な圧力をかけることはかなり難しくなってきていると思うし、北朝鮮が非核化の履行をしない、状況が改善させないようであれば、日本としては再び軍事的圧力に転じるようなことも積極的に言っていくべきだと思う」。

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最終更新:6/14(木) 15:57
AbemaTIMES