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肥満=皮下脂肪ではない!内臓脂肪を減らすには

6/14(木) 12:35配信

All About

◆「皮下脂肪」と「内臓脂肪」は別もの?

生活習慣病の多くは肥満と関係しています。肥満=皮下脂肪と考えると、皮下脂肪を悪玉と考えがちです。実は生活習慣病と関係しているのは、消化管の間の脂肪組織である「内臓脂肪」なのです。

お腹の皮膚の下にあって、つまむことができるのが皮下脂肪。一方、腹部の内臓の周りにあるのが内臓脂肪です。というわけで、皮下脂肪と内臓脂肪は別ものですが、構造的な差はありません。

代謝を見ると、内臓脂肪は皮下脂肪と比べて、より機能的に活発な細胞です。活発というのは、「脂肪を溜めやすく出し易い」という意味と、「生理的活性物質を多く作る」という2つの意味があります。この意味については、後ほど説明します。

◆お腹が出ている方は要チェック! お肉を手でつまめますか?

内臓脂肪の増加は、CTスキャンを用いて腹部の適当な場所の断面像を撮影しないと医学的には判断できません。『Fat scan』という専用の解析ソフトウェアもありますが、CTスキャンは浴びる放射線の量が大量なので、内臓脂肪の確認のためだけにCTスキャンで検査するのは考えもの。

そこで1つの目安になるのが「お腹まわりのサイズ」です。日本人男性では、お腹まわりが85cm以上あるとBMI(体重kg/身長m/身長m)の数値を問わず、内臓脂肪が増加している可能性があります。

特にお腹まわりがあるのに、腹部の皮下脂肪を手でつまめないようだと内臓脂肪が増加している可能性が高くなります。

◆同じ体脂肪率でも内臓脂肪が多いのは「男性」

内臓脂肪は、脂肪酸の出し入れが容易。筋肉が体重に対して女性より10%増しの男性は、筋肉を動かすための熱源となる内臓脂肪を、女性よりも多く持ちやすい傾向にあります。

男性ホルモンは筋肉を増加させると共に、その熱源の内臓脂肪を増加させる作用があります。男性は内臓脂肪がつきやすく「太っ腹」になりやすいのです。一方、女性ホルモンは内臓脂肪よりも皮下脂肪を蓄える傾向があります。男性のお腹まわりは、内臓脂肪だけではなく腹筋も多いため、女性より太くなります。つまり、同じ体脂肪率の男性と女性ならば、男性のほうが内臓脂肪が多くなるのです。

それでは次に内臓脂肪と生活習慣病の関係、内臓脂肪を減らす方法を解説します。

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最終更新:6/14(木) 12:35
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