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「帆船日本丸」後世に 大規模修繕へ推進組織設立

6/14(木) 14:53配信

カナロコ by 神奈川新聞

 国の重要文化財「帆船日本丸」を横浜港のシンボルとして未来に残そうと、横浜商工会議所や横浜市などでつくる推進組織「帆船日本丸保存活用促進委員会」が13日、設立した。現役当時の姿を保つため、大規模修繕を資金面で支援し、市民らにも寄付を募る。

 帆船日本丸訓練センター(横浜市西区)で催された設立総会には、40団体20企業から約100人が参加。委員長に横浜商議所の上野孝会頭、副委員長に日本船主協会の武藤光一会長、横浜観光コンベンション・ビューローの布留川信行理事長、帆船日本丸記念財団の金近忠彦会長の3氏がそれぞれ就いた。

 日本丸は船体や船底の鋼板が一部で腐食するなど劣化している。市は2カ年の修繕事業費約6億円を文化庁と折半する見通しだが、歩みや海事産業遺産としての保存価値を市民に理解してもらおうと、3千万円を目標に寄付を募る。

 上野委員長は亡父・豊さんが日本丸の横浜誘致に奔走したことを踏まえ、「市や帆船日本丸記念財団とも連携し、広く市民や企業に寄付を呼び掛けたい」と力を込めた。寄付などの問い合わせは同財団電話045(221)0280。