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「両目が見えない」渋谷被告が供述 松戸女児殺害

6/14(木) 23:05配信

日刊スポーツ

 千葉県松戸市のベトナム国籍の小学3年生レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が殺害された事件でわいせつ目的略取・誘拐、強制わいせつ致死、殺人、死体遺棄の罪に問われた渋谷恭正被告(47)の裁判員裁判第8回公判が14日、千葉地裁(野原俊郎裁判長)で開かれた。

 弁護側の被告人質問で、体調を問われた渋谷被告は「両目が見えない。腎臓と肝臓も20%程度しか機能していない」と発言。事件当時についても「血圧が230、上があって、右目が見えない状態。(左目は)見えていました」と供べた。右目がまったく見えなかったか問われると「今より見えていたが、ビニール袋を重ねたような状態で乱反射してまともに見れない(状態だった)」とした。

 事件当日の午後の行動について、渋谷被告は「釣りの下見に行った」と話した。これまでの公判で、検察側はリンさんは事件当日正午までには殺害され、同日午後には遺体発見現場付近で渋谷被告の車が防犯カメラに写っていたとしている。一方の渋谷被告は息子と釣りに行く約束をしていたとし、「下見に行こうと思い、釣りのポイントに入れるところやトイレやコンビニのある場所を目指していった」と説明した。

 裁判員からは、当時の体調や「釣りの下見」について質問があった。渋谷被告は「(当日も)右目にばんそうこうを2枚貼って運転した」と説明。ポイントの条件は、トイレやコンビニが近いことだったといい、裁判員から「昼くらいに出て午後10時くらいまでポイントを探して1カ所も見つけられなかったのか」と問われると「見つけることができなかった」と述べた。

 また事件当日、血圧が200以上あったという発言について「午後1時から午後10時まで9時間運転して大丈夫だったのか」と問われると「途中で休憩しながら、(乱反射を防ぐため)太陽に背を向ける形で運転した」と説明。釣り道具について「針もテグスも小さいが目が悪くても大丈夫か」とも問われたが、被告は「セットになっているのが売っている」とした。

最終更新:6/16(土) 8:24
日刊スポーツ