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遊歩道の橋折れ、観光客9人けが 宮古島で3月発生 市が賠償を提案

6/14(木) 7:55配信

沖縄タイムス

 沖縄県宮古島市で3月、市が管理する下地川満の川満漁港遊歩道の橋が老朽化のため中央から折れ、観光客12人が転落していたことが13日、分かった。うち9人が肋骨(ろっこつ)にひびが入るけがや打撲、かすり傷を負った。同日開会した市議会6月定例会に損害賠償を支払う議案が提出され、明らかとなった。

老朽化で木製の橋が折れて観光客がけがをし、立ち入り禁止となっている川満漁港遊歩道

 下地敏彦市長は13日の市議会で、発表が遅れた原因について「被害者への対応を優先していたので少しタイムラグがあったと思う」と釈明した。市議は事故発生から市民への公表が遅いことを問題視し、市の対応を批判した。

 川満漁港遊歩道はマングローブが生い茂る湿地帯で、市の観光スポットの一つ。橋は長さ5メートルの木製で2002年に整備された。市によると、定期点検や老朽化を調べる打音調査などの点検はしておらず、通り掛かった際に目視で異常がないかを確認していたという。

 事故は3月12日に発生。橋の中央から真っ二つに折れ、12人が約1・5メートル下の湿地帯に転落した。市の調査では、梁(はり)が空洞になっており、白アリが原因とみている。

 70代の女性が肋骨にひびが入り、全治6カ月のけが。残り8人は打撲やかすり傷を負った。市は当日、バス会社から連絡を受けて現場を確認。被害者は全員宮古島を離れていたため、同15日に電話で謝罪と被害状況を聞き取った。同26日には市長名で謝罪文書を送った。同31日から遊歩道を立ち入り禁止にしている。

 損害賠償の議案は、額が確定した6人分で計15万4千円余。服がぬれるなどした2人は賠償不要の意思を示し、所持品の破損や治療中の4人は確定後、改めて賠償する。

最終更新:6/14(木) 8:20
沖縄タイムス