ここから本文です

使用済み核燃施設受け入れない 白浜町長が表明

6/14(木) 17:00配信

紀伊民報

 和歌山県白浜町の井澗誠町長は14日の町議会で、原子力発電所から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設について「受け入れることは考えていない」と述べた。これまでの発言から踏み込み、初めて否定的な姿勢を示した。

 溝口耕太郎議員(無)が一般質問でこの話題を取り上げた。「昨年から『白浜に中間貯蔵施設ができるかもしれない』と集会を開いたり、チラシを作ったりして活動している方々がいる」として、井澗町長の考えを聞いた。

 井澗町長は「町民の中には不安を感じている方もいると思う。国や事業者(電力会社)からコンタクトや申し入れがない中で、施設を受け入れることは考えていない」と答えた。「電力会社や国からは非公式にも打診や申し入れはない」「施設の確保は国や事業者が責任をもって進めていくべきだ」とも述べた。

 白浜町で中間貯蔵施設の話題が明るみに出たのは昨年12月の町議会。丸本安高議員(共産)が、原発を多く抱える関西電力が旧日置川町に土地を所有しているとして「受け入れ拒否の姿勢を示すべきではないか」と質問したのに対し、井澗町長が「何の情報もない」とした上で国や電力会社から申し出があれば「話は聞くことになる」とも述べた。このため、一部住民の間でその姿勢に疑念が出ていた。

最終更新:6/14(木) 17:00
紀伊民報