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民家敷地や道路に亀裂 田辺市長野で地滑り

6/14(木) 17:00配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市長野の長尾地区で地滑りが起こっている。民家の敷地や道路に亀裂が入り、民家が傾いたり、路面が沈んだりして危険な状態。県は対策工事を急いでおり、市も長野全域にチラシを配布して注意を促している。

 場所は長尾会館や旧長野中学校に近い県道長野上秋津線沿いの民家や倉庫などが立つ斜面で、約4ヘクタールにわたっている。

 県西牟婁振興局建設部工務課によると、2015年夏に市道近くで亀裂が確認されたため、県が16年度から調査を始め、昨年7月に地表の土砂の動きを観測するための伸縮計を4カ所に設置した。

 5月6~9日にまとまった雨が降った後、道路や民家の敷地、畑などのあちらこちらで大きな亀裂が入り、15日には県道下に埋設していた水道管が壊れた。

 伸縮計の測定では、設置した昨年7月から今年4月末まで10カ月間の動きは約6センチだったが、5月は1カ月間で21センチもあった。

 このため県は緊急的に地下水を抜く工事を始めた。1カ所で5方向に横穴を掘っている。今年中にそれとは別に2カ所で穴を掘り、同じように水を抜く工事をする。その後は状況を見て、必要であれば新たな対策を検討するという。

最終更新:6/14(木) 17:00
紀伊民報