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〔米株式〕NYダウ、小幅続落=金融株に売り(14日)☆差替

6/15(金) 6:30配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク株式相場は、金融株などに売りが出て、小幅続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比25.89ドル安の2万5175.31ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は65.34ポイント高の7761.04と、2日ぶりに史上最高値を更新して引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2704万株減の9億4652万株。
 米商務省が朝方発表した5月の小売売上高は季節調整後で0.8%増と、市場予想(ロイター通信調べ)の0.4%増を大幅に上回った。労働省が公表した最新週の新規失業保険申請件数も前週比で4000件減少。これらの強い米経済指標を受けて米景気の先行きに期待が広がり、ダウは序盤に一時131ドル上昇した。
 欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で量的金融緩和を今年末で打ち切る方針を決定する一方、政策金利は「少なくとも2019年夏まで据え置く」との見通しを表明。欧米で金利が低下したことから、利ざや縮小を嫌気してJPモルガン・チェースなどの金融株に売りが膨らみ、ダウの重しとなった。
 また、トランプ政権が中国の知的財産権侵害に対抗する貿易制裁関税を早ければ15日にも発動する方向で準備を進めているとの報道も、航空機大手ボーイングや建機大手キャタピラーなどの売りを誘った。
 市場では「新興国から米国に資金が流れ込む中、貿易摩擦などの影響を受けにくいとの見方からハイテク株には買いが集まっている」(日系証券)との指摘が聞かれた。
 個別銘柄(暫定値)では、JPモルガンが1.8%安とダウの下げを主導。ゼネラル・エレクトリック(GE)が1.7%安、キャタピラーが1.0%安、メルクが0.9%安で続いた。一方、ウォルト・ディズニーは2.3%高と上伸。シスコシステムズは1.6%高、ユナイテッドヘルス・グループは1.0%高、ベライゾン・コミュニケーションズは0.9%高と買われた。

最終更新:6/15(金) 8:28
時事通信

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