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中学校事務員を懲戒解雇 静岡、積立金など着服710万円

6/15(金) 7:56配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡市清水区の市立中学校に事務員として勤務していた20代の男性非常勤嘱託職員が同校の修学旅行積立金やPTA会費を着服していた問題で、市教育委員会は14日、着服額が確定したとして、事務員を懲戒解雇にしたと発表した。同校の50代男性校長についても、帳簿の確認を怠る職務義務違反があったとして減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にした。処分はいずれも14日付。

 5月1日の市教委の発表では、関係する口座に約640万円の欠損があるとしていたが、その後の調査で着服額は計710万3636円と分かった。

 市教委によると、事務員は2017年4月から18年3月までの間、架空の出金伝票を偽造する手法で、複数回にわたり計8口座から預金を引き出していた。1回で最大180万円を着服していた。口座間で出入金を繰り返す隠蔽(いんぺい)工作もしていた。動機についてはパチスロなどで生じた借金返済のためと話しているという。既に事務員と家族が全額返金している。

 市教委の内規では1~2カ月に1回、校長等が帳簿の確認を行うことになっているが、同校の校長は実施しておらず、PTAの監査が行われた今年4月下旬まで発覚しなかった。市教委は5月下旬に市内の全125小中学校で調査したところ、33校が年2回しか確認していないなど計44校で内規通りの頻度で実施されていなかった。

 池谷真樹教育長は「学校に対する信頼を台無しにするもので深くおわびする。校長による学校預かり金の管理の不徹底が要因の一つ。各学校に適正管理の徹底を通知した」とコメントした。

静岡新聞社