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〔NY外為〕円下落、110円台後半(14日)

6/15(金) 6:30配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク外国為替市場では、米欧の金融政策の隔たりを意識したドル買いを背景に、円相場は1ドル=110円台後半に小幅下落した。午後5時現在は110円58~68銭と、前日同時刻(110円30~40銭)比28銭の円安・ドル高。
 米連邦準備制度理事会(FRB)は前日、金融危機後7回目となる利上げを決定し、金利見通しも引き上げた。これに対し、欧州中央銀行(ECB)はこの日、マイナス圏にある政策金利を少なくとも来夏まで据え置く方針を明言。量的緩和策の年内打ち切りも併せて発表したものの、「もう少し早い時期での利上げが見込まれていた」(邦銀筋)ほか、金融政策の正常化で先行する米国との差が意識され、ユーロは対ドルで急落。円相場もこれに追随して対ドルで下落した。
 トランプ米政権が翌15日にも発表する予定の対中貿易制裁で、追加関税の対象品目と規模が当初予定を下回る見通しと報じられたことも、ドル買い材料となったもよう。
 市場関係者からは「欧米中銀が金融政策の引き締めにかじを切ろうとする中でも株などのリスク資産は崩れていない。このため、当面のドル円は底堅い展開を見込んでいる」(同)との声が聞かれた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1564~1574ドル(前日午後5時は1.1786~1796ドル)、対円では同127円90銭~128円00銭(同130円06~16銭)。

最終更新:6/15(金) 8:28
時事通信