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乃木坂46「出禁処分」は逆効果も? 悪質ファンの粘着心理

6/15(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ネット上はカンカンガクガクの議論になっている。人気アイドルグループ「乃木坂46」の運営委員会が10日、ストーカー行為に走る熱狂的なファンに対し、「警察に通報するとともに、全ての活動において出入り禁止処分とさせていただく」と警告を発した一件だ。公式サイトでは「ファンの皆さまへのお願い」としているが、かなり厳しい文言が目立つ。

 無理もない面もある。先月22日には、人気メンバーの白石麻衣(25)をツイッターで「とっ捕まえて絞めたい」などと脅迫した25歳の男が逮捕されたばかり。運営サイドがナーバスになるのも当然だろう。

 4月30日から7月16日まで6回開催される、20枚目のシングル「シンクロニシティ」発売記念握手会では、“スケジュールの都合”で白石のほか、桜井玲香(24)や西野七瀬(24)が、全日程を欠席。松村沙友理(25)や秋元真夏(24)らの人気メンバーも一部欠席を発表している。プロアイドルヲタクのブレーメン大島氏が言う。

「握手会が犯罪の温床みたいに言われることがありますが、そんなことはありません。大多数の人は、握手会チケット1枚につき約5秒の平和なイベントです。中には罵声を浴びせたり、命令したりする『説教系ヲタク』と言われる悪質なファンがいますが、それはごく一部です」

 そのひと握りの説教系ヲタクのせいで“厳戒態勢”が強まっているのだとしたら、多くの健全なファンにとってはいい迷惑だろう。説教系ヲタクだけお引き取り願うわけにはいかないのか。

「出入り禁止は逆効果だと思います。気持ちを逆なでし、『何で応援しているのに分かってくれないの』と、迷惑行為をエスカレートさせる恐れがあります。握手会の会場の外までは運営サイドの力も及ばないので、別の悪質な行為に走るかもしれません。犯罪とは言い難いグレーゾーンの迷惑行為が起こるたびに、運営サイドがそれを禁止しているようでは、いたちごっこで解決にはなりません」(ブレーメン大島氏)

 いっそのこと握手会をやめるか、商売自体を縮小するか……運営サイドの苦悩は続きそうだ。