ここから本文です

“やらかし”対策だけにあらず…ジャニーズが変えるべき社風

6/15(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 元TOKIOメンバー山口達也(46)の淫行事件は、ジャニーズが被害者の女子高生との間で示談を成立させており、昨年の法改正で性犯罪が厳罰化されていなければ、闇に葬られていた可能性も指摘されている。強制わいせつ及び準強制わいせつ罪は親告罪で、被害者が訴えなければ公訴を提起できないものだったからだ。

■熱狂的ファン「やらかし」とのトラブル事例

「ジャニーズJrのメンバーが埼京線池袋駅のホームでファンの女性の顔面を殴り、右眼窩底骨折の重傷を負わせたと2014年に週刊誌が報じたこともありました。ジャニーズはこの被害女性と示談したことを認めています。女性はこのメンバーのファンということもあり警察に被害届は出さなかった。山口氏の件といい、この件といい、問題があっても示談で表沙汰にならなかった事例は他にいくつもあるんじゃないか。そんな印象を持たれても仕方ない」(スポーツ紙芸能デスク)

 このJrメンバーの報道の際は、ファン女性の「やらかし」という用語も飛び交った。熱狂的なファンのことで、執拗な追っかけなどの行動に及び、時にタレントを追い込んでしまうのである。

「Jrの場合、人気者になっても送迎はつかず、自分で電車などに乗って現場に行かなければなりません。Jr内には序列があって、下の者がファンあしらいをしたりしていますが、どうでしょうか。ジャニーズは酒もオンナも、良くいえばタレントを大人として扱い、自主性を重んじています。一方で、何か問題を起こすと、解雇するという流れになりつつある。最近は事務所内でコンプライアンス意識を徹底させようとしていますが、問題を未然に防ぐためにはタレント管理から見直す時期だと思います」(ある関係者)

 SNSや掲示板への書き込みで簡単に画像や動画が流出し、明るみになる世の中だ。芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこう言う。

「ネット時代以前は、よく怪文書がファンの間で出回っていました。ジャニーズはファンクラブの運営をコアなファンに任せて、それでうまく回っていた面もありますが、一方でファン同士の嫉妬や主導権争いが激しく、その攻撃の手段として、怪文書が使われていたんです。一番のネタはタレントの下半身事情です。それがネット時代の到来と共により簡単にかつ広範囲に伝わるようになっていった」

■タレント任せ、放任主義のツケ

 オンナがらみ酒がらみの問題が常についてまわるジャニーズ。野島氏はこう続ける。

「ライバル的なアーティストの事務所や大手芸能プロ、レコード会社は居酒屋やバーラウンジ、カラオケサロンなどを傘下で経営しているところが少なくありません。自社のタレントの遊び場を提供することで、タレントが外でトラブルになるリスクを軽減させている。遊ぶお金も身内で回す。売れないタレントのアルバイト先も身内でつくるというメリットもあります。ジャニーズも、何でもタレント任せの放任主義ではなく、こうした対策を打ち出したり福利厚生のようなものがあればスキャンダルも減らすことができるかもしれません」

 まず変わるべきはジャニーズ事務所の社風ではないか。