ここから本文です

5歳児虐待死も 連れ子のいる女性が再婚相手の子を望む心理

6/15(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「もうおねがい ゆるして」とノートにつづった5歳児の船戸結愛ちゃんは、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された母親の優里容疑者(25)の連れ子で、再婚した夫の雄大容疑者(33=傷害罪で起訴)に許されることなく、虐待を受けて亡くなったとされる。5歳児とは思えない文面に、言葉を失った人は少なくないだろう。

 各地で相次ぐ児童虐待事件。被害に遭うのは、概して妻の連れ子で、再婚した夫に虐待を受ける。

「虐待する男性が悪いのは言うまでもありませんが、女性の側にも悲劇の原因がないわけではありません」と言うのは、男女問題研究家の山崎世美子氏だ。

「児童虐待事案の一般論ですが、女性が連れ子と一緒に再婚して、その再婚相手との間にも子供を望むことがよくあるのです。経済力があって自分で生活を築けるタイプは別ですが、そうでないと男性に頼らざるを得ません。どこかに依存心が生まれます。一度、結婚生活に失敗しているから、好みのタイプと出会っても、『こんな私で大丈夫かしら』という負い目もある。それで、再婚相手をつなぎとめようと、子供を望むのです」

「子供にとっても、きょうだいがいる方がいい」と解釈し、「再婚相手とも、子供をつくる方が仲良くできる」と幸せな家庭を想像するのが、児童虐待家庭にありがちな女性の思考パターンだという。それでいて、「夫への依存心から、妻として虐待を止めることができない。矛盾した感情を結ぶのが、依存心です」という。

「『子はかすがい』といいます。しかし、本当に幸せな家庭を築いている人は、かすがいとは思いません。家族のひとりとして子供を尊重します。『かすがい』という言葉が浮かんだ時点で、夫婦生活や家庭環境にヒビが入っていることが少なくありません」

 男性にとって、連れ子がいる女性との再婚はハードルが高い。しかし、そこは男女の仲。一度惚れてしまえば、女性を守りたくなる気持ちが芽生えるのは男のサガだ。

「男性が本当に女性を守って、末永く仲良くやりたければ、新しい子供はつくらない方が無難でしょう。もし子供ができると、連れ子に疎外感が生まれやすいのです」