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東北福祉大が14年ぶり4強!津森、サヨナラ呼んだ復活投/全日本大学野球

6/15(金) 7:00配信

サンケイスポーツ

 全日本大学野球選手権第4日(14日、神宮)準々決勝が行われ、東北福祉大(仙台六大学)が白鴎大(関甲新)に延長十回タイブレークの末、2-1でサヨナラ勝ち。優勝した2004年以来、14年ぶりのベスト4進出を果たした。来秋のドラフト候補、右横手投げの津森宥紀投手(3年)が10回3安打1失点で完投勝利を飾った。国際武道大(千葉)、慶大(東京六大学)、九産大(福岡六大学)も勝って4強入り。15日は休養日で、16日の準決勝は東北福祉大-慶大、国際武道大-九産大の顔合わせで行われる。

 神宮球場のマウンドで、津森が中指骨折からの復活を印象付けた。10回、128球の熱投を見せ、3安打1失点の完投勝利を果たした。

 「何が何でも勝ちたいという気持ちだった」

 完封目前の九回二死一、二塁、2ストライクの場面。二塁へ牽制(けんせい)のサインが出たが、ベースカバーがおらず慌てて投げて悪送球となり、同点とされた。しかし、後続を断ち延長戦へ。無死一、二塁で始まるタイブレークの延長十回を無失点に抑え、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 3月29日のオープン戦後、アイシング中に椅子が崩れ、とっさに出した右中指が挟まって骨折。血まみれで爪もはがれた。縫合手術、リハビリを経て5月4日にブルペン入り。その後も投げ込みを続けた。

 現在は9割ほどまで爪は伸びたが「まだ、真っすぐの伸びは半分くらいで、スライダーが抜けてばかり」。それでも、最速147キロを誇る横手投げ右腕は、独特の直球とシンカーなどを巧みに操り、危なげない投球を披露。この日、大学日本代表候補合宿への追加招集も決まり、2年連続の代表入りも引き寄せた。

 「指のまめで投げるので爪は関係ない。昨年は(米国で)打者2人に投げただけ。その前に、ここで抑え続けたい」と津森。3度目の日本一へ、復活劇はあと2幕だ。