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旧青葉小クスノキを後世に OBら挿し木づくり企画 静岡

6/15(金) 9:01配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 学校統合により2007年に閉校になった旧青葉小(静岡市葵区)のシンボルだったクスノキを後世に残そうと、同校OBらが挿し木をつくるイベントを17日、母校の跡地で開く。21年度に同所で開館予定の歴史文化施設の建設に伴い、旧正門付近にそびえるクスノキが伐採されることになったことから、同校OBらが企画した。

 市や関係者によると、旧青葉小とクスノキのつながりは江戸時代にさかのぼる。敷地が駿府城代屋敷だった当時、クスノキの大木が茂っていたことから長く学校のシンボルとし、児童や地域に親しまれてきた。

 江戸時代からそびえていた大木は戦災で焼失したが、戦後、校内に2本のクスノキの苗木が植えられた。今回、伐採が決まったクスノキは校舎が建て替えられた1986年に正門付近に植えられた木で戦後に植えられた2本のうちの1本が移植された可能性が高いという。

 市は歴史文化施設の設計上、伐採は避けられないと判断。移植も検討したが、成功率が高くないことから断念した。伐採は旧青葉小校舎の取り壊しが始まる7月以降に実施するという。

 今回の企画は、旧青葉小校舎の歴史を振り返るイベント「うまれかわりの文化祭」の一環。希望者は挿し木を持ち帰ることもでき、そのほかは関係者が育て、3年後の歴史文化施設開館時に敷地内に植える予定。

 旧青葉小の卒業生の男性(54)は「伐採されることに納得できない面もあったが、思い出のある木のDNAをつなぐことには意味がある」と話した。

 挿し木づくりは旧青葉小校舎正門付近にあるクスノキの前で午後1時半から行う。

静岡新聞社