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京都・祇園至近、1泊8千円 ヤミ民泊の利用者を直撃

6/15(金) 9:07配信

朝日新聞デジタル

 訪日客が急増している京都。大手仲介サイトによると、国内の民泊の1割ほどが京都にあり、その数は東京、大阪に次いで多いとみられる。ヤミ民泊の利用者は後を絶たない。なぜ選ぶのか、これからどうするのか。

【写真】ヤミ民泊の予約者にチャットで送られた部屋の利用方法。カギの受け取り方を示し、「これで入れます~~ようこそ」と書かれていた


 5月下旬の夕方。祇園にほど近い賃貸マンションにスーツケースを持った外国人観光客が出入りした。京都市の許可のないヤミ民泊だ。6月中旬にかけて、利用者20人が取材に応じた。

 少なくとも数部屋が民泊となっているという。1泊の室料は8千円ほど。7・2畳の部屋にシングルベッド二つ、布団2組が用意され、家族や友人の2~4人で泊まっている。1泊2万~3万円台が主流の周辺のホテルに比べ格安だ。

 利用者の国籍は中国、豪州、米国、スウェーデン、マレーシアなど様々。みな米の大手民泊仲介サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」で申し込んでいた。カナダからの4人グループは「祇園から近くてホテルよりずっと安いから決めた」。マレーシアから妻子を連れてきた男性(35)は「治安のいい日本なら、ホテルでなくても安全」と話す。ともにヤミ民泊だという認識はなかった。

 宿泊希望を伝えるとすぐ部屋の契約者から返事がきた。行き方を知らせる動画のURLや鍵のありかを教えられ、「入り方がわからなくても近所や管理人に聞かないで」と注意されるという。

朝日新聞社