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【ダバイ!西野Jサポーター】〈1〉五郎丸から酒井宏へ、勝利前提でコロンビアと戦え

6/15(金) 10:02配信

スポーツ報知

 間もなく決戦を迎える日本代表選手に向け、家族や友人、恩師らがエールを送る新企画「ダバイ!(ロシア語で『行け!』)西野ジャパンサポーター」を随時掲載します。第1回はDF酒井宏樹(28)=マルセイユ=と家族ぐるみで交流がある、ラグビー元日本代表で昨年まで仏トゥーロンに所属したFB五郎丸歩(32)=ヤマハ発動機=。2015年ラグビーW杯イングランド大会で南アフリカを破るなど奇跡の3勝を挙げた立役者が、W杯の心構えを説いた。(取材・構成 山田 豊)

 僕がトゥーロンに移籍した時、既に酒井選手はマルセイユでプレーしていました。同じサプリメント会社を使っていて、栄養士さんを通じて紹介されました。車で1時間ほどの距離。家族で行き来し、会話は競技のことではなく、日常生活などが中心でした。

 サッカーのフランス1部で先発の座をつかむ実力は素晴らしいです。マルセイユでの酒井選手の人気は高い。南仏は日本人が少ない地域ですが、私が街を歩くと間違えて「サカイ」と声をかけられるくらい有名でした。

 酒井選手からマルセイユで試合に招待してもらったことも。日本では想像できない雰囲気で、6万人入るスタジアムは常に満員。ラグビーでトゥーロンが年に1、2度試合をするマルセイユの会場も同様で、スポーツ文化が浸透した街でした。

 僕はラグビーをやっている分、コンタクト(接触)を中心に体の使い方を見ます。日本人は外国人に勝てないという固定観念があるような…。僕も幼い時からラグビーW杯で日本は勝てないと思っていた。でも、酒井選手はフィジカル面で全く負けてない。ビッグクラブで先発を続ける。すごいです。

 W杯では「どうなりたいか」を全員が共有できるかどうかが大事。15年のラグビーW杯では当たり前のように「勝ちたい」と思っていた。でも、それ以上に19年に開催が決まった日本W杯に向け、日本でのラグビーの注目度を上げたい気持ちが強かった。15年大会で日本が勝つことで世界を驚かせ、ラグビーを応援してもらえる環境にしなくては―。そういう思いがチームを一つにしました。

 ロシアW杯の初戦はコロンビア。前回8強で、同組の一番強いチームと戦えるのはラッキーでしょう。目標が高くなるし、次の試合へ収穫も多く得られるはず。我々も初戦が優勝2度の南アでした。世界中のラグビー・ファンが南アが勝つと思っていた。しかし、私たちは南アに勝つ前提で考え、ハードな合宿を重ねた。常に勝つことを前提に考えるべきです。

 酒井選手には最高峰の舞台を楽しんでほしい。日本人の可能性を広げてくれている。力を出し切り帰国してほしい。応援しています。(談)

 ◆五郎丸 歩(ごろうまる・あゆむ)1986年3月1日、福岡市生まれ。32歳。3歳でラグビーを始める。小4から3年間サッカーを経験。佐賀工高―早大―ヤマハ発動機―豪レッズから2016年に仏トゥーロン移籍。昨夏ヤマハ発復帰。05年4月にウルグアイ戦で日本代表デビュー。代表キャップは57。185センチ、100キロ。既婚。

最終更新:6/19(火) 14:42
スポーツ報知