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<ロシアW杯>前評判覆す5得点 「弱い開催国」露返上へ

6/15(金) 10:22配信

毎日新聞

 ○ロシア5-0サウジアラビア●(W杯1次リーグA組・14日)

 低いランキングと前評判は、ロシアにとって華々しく開幕戦を飾るための仮面だったのだろうか。5得点を奪って試合を支配し続けた90分。試合後には歓喜のロシア国旗が至る所で揺れ、開催国として最高の形でワールドカップの幕を開けた。

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 7万8000人を超える観客の期待は、ともすれば大きな重圧ともなる。そんな心配を早い時間帯の得点ではねのけた。前半12分、CKのこぼれ球をゴロビンがゴール前へと送る。ボールの落下地点にはサウジアラビアDF1人に対して2人が待ち構え、ガジンスキーが悠々と競り勝って頭で押し込んだ。

 このとき、こぼれ球に対応できるようゴール前にはジャゴエフも詰めていた。この場面に代表されるように、常に得点を狙い、3人目、4人目が連動して動く。前半43分の2点目は、ペナルティーエリア手前のボールをゴロビンがスピードを上げて追って奪い、エリア内に3人が入って攻めた結果。相手に脅威を与える攻撃が5得点の最大の要因だ。開始わずか24分でジャゴエフが足を痛めて退くなどアクシデントも襲ったが、ものともしなかった。

 今年に入って一勝もできず貼られた「弱い開催国」というレッテルは、世界中が注目した開幕戦ではがしたかに見える。ただ「W杯はまだ始まったばかりで1次リーグ突破が決まったわけでもない」とチェルチェソフ監督に油断はない。強豪の一角だった旧ソ連時代と同様の輝きを取り戻すため、ここで浮かれているわけにはいかない。【丹下友紀子】

最終更新:6/15(金) 10:41
毎日新聞