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阪神 福留 “12球団制覇”の一撃

6/15(金) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇交流戦 阪神3―11日本ハム(2018年6月14日 札幌D)

 意気消沈していた猛虎の尻を、主将の福留がバットでしばきあげた。大量8点劣勢で迎えた8回無死一塁。2番手・公文の1ボールからの内角高め直球を完璧に捉え、右翼席中段まで運んだ。日本ハム戦では初のアーチをかけ、“12球団制覇”の一撃になった。

 試合前時点で交流戦打率・190の不振に陥っていた。そこはベテラン。6回は初球にセーフティーバントに構えて自分とチーム、そして試合の“空気”を入れ変え、直後に12打席ぶりの安打を中前へ記録した。勢いそのままに次の打席で意地の一発。目を見張る数字は残っていなくとも、要所でチームの流れを変える福留らしい働きだった。

 惨敗後で無言だった本人に代わって片岡ヘッド兼打撃コーチは「もちろん、もちろん。続けていって欲しいね」と意地の一発を称賛した。主将に刺激を受けた打線は今季初めて2桁安打が3試合続いた上、前夜に続いて最終回に得点するなど最後まで諦めず、スローガンの「執念」が着実に増してきた。負け越しても収穫であることに違いなく金本監督も手応えを感じ取った。

 「一時のヒットも出ないという状態ではないから。みんな調子は上がってきているからね。あとは得点圏。得点圏でヒットが出るようになれば、点も入ってくるだろうし。そこは前向きに僕は考えたいし。これまでピッチャーにお世話になっているわけですから。打線が、なんとか上向いてきているんで、そういう試合ができれば、もっと波に乗っていけると思うし」

 主砲として期待されたロサリオが不振で不在の状況下、糸井とともに主軸を担う福留が本調子になれば、打線はさらには勢いづくはずだ。(巻木 周平)

 ○…福留(神)が8回に5号2ラン。日本ハム戦は通算28試合目にして初アーチとなり、プロ野球33人目の全球団から本塁打を達成した。交流戦が始まる以前はセ・パ各2球団ずつに所属する必要があり、達成者はわずか3人。交流戦導入の05年以降はリーグを問わず1度の移籍で可能となり、達成者が大幅に増えている。阪神在籍時に達成したのは05年金本知憲、08年新井貴浩に次いで3人目。

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