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阪神 2位から一気に5位転落 交流戦勝率5割以下が確定 秋山 ワースト8失点「今日はもう…」

6/15(金) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇交流戦 阪神3―11日本ハム(2018年6月14日 札幌D)

 阪神は14日の日本ハム戦に3―11で大敗し、2位から一気に5位まで転落した。先発の秋山拓巳投手(27)が6回1/3で自己最悪の8失点に沈み、6敗目を喫した。打線が今季初の3戦連続2桁安打を記録しても投打がかみ合わず、交流戦の勝率5割以下が確定。守護神のドリスも体調不良で離脱し、踏ん張りどころを迎えた。

 援護のない中、何とか耐えていた秋山の粘りが7回に決壊した。1死から連打と2盗塁で二、三塁を背負い、大田の打球は飛び込んだ中堅・高山の前へ弾み、2点二塁打になった。続く近藤にストレートの四球を与えたところで降板。残した2走者も2番手の守屋が還し、6回1/3で自己ワーストの8失点が付いた。開幕から圧倒的な安定感を誇っていた中、“事件”と言っていい炎上だった。

 「次、頑張ります。今日はもう…」

 どんな時でもしっかりと取材に対応してきた帰り道でも一言残したのみ。それだけショックの大きい6敗目だった。9年目で日本ハムとは初対戦。もちろん、札幌ドームも初体験だ。最速143キロにとどまり、立ち上がりから球威がいまひとつ。初回1死でいきなり大田に死球を与えるなど、自慢の制球にも狂いが生じていた。

 初回は近藤に中前打でつながれ、1死一、三塁から中田の遊ゴロで併殺を焦った植田が二塁へ悪送球。不運な形ながら簡単に先制された。味方打線の「0行進」も重圧だったのだろう。5、6回に追加点を奪われても7回に続投。メッセンジャーとともに先発陣を支えてきたことへの首脳陣の信頼を表れだった。そこで踏ん張りきれなかった。

 いままでの奮闘を思い、金本監督はかばった。「今日は球自体が走っていなかったように見えたね。キレというか。スピードガンも出てなかったし。悪い中で粘ったなという印象はあったんですけどね」。香田投手コーチも「粘ろうとしているところは見せたけど、球が高かったなあ。不運もあったけど…。また次ですね」と悔やんだ。

 試合前には緊急事態も発生していた。不動の守護神としてリーグ2位の16セーブを挙げているドリスが前日からの高熱による体調不良で出場選手登録を抹消。マテオ、高橋聡も2軍調整中で、強みだったはずのブルペンが一気に苦しくなった。ドリスの交流戦中の復帰は不可能で、先発陣の奮闘が求められる中で頼みの秋山で敗れた。2位から5位に転落した事実よりも重い1敗となった。(山添 晴治)



 ○…秋山が7回途中8失点で6敗目。試合前まで10試合で8度のクオリティー・スタート(QS=6回以上で自責点3以下)をマークし安定感は随一だっただけに、まさかの大崩れとなった。8失点は昨季5月30日ロッテ戦の7失点を上回る自己ワースト。この時は打線の大量援護を得て5回を投げきって勝利投手だった。7回のマウンドに上がって6失点以上は初めてだ。



 ○…阪神は交流戦で4勝9敗となり、今季の勝ち越しがなくなった。残り5試合のうち1敗か1分けした時点で16年(7勝11敗)以来、2年ぶりの負け越しが決まる。

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