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楽天 岸 交流戦通算20勝 防御率はついに1点台「「まだまだ諦めることなく」

6/15(金) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇交流戦 楽天4―0中日(2018年6月14日 楽天生命パーク)

 楽天・岸が8回4安打無失点で今季6勝目。交流戦通算でも20勝の大台に乗せた。最速147キロの直球と100キロ台のカーブ。約40キロ差の緩急を使い、4回2死からの4連続を含め、5回まで毎回の9三振を奪い、中日打線を黙らせた。「途中から全体的に良くなってきた。勝てて良かった」と振り返った。

 7回まで味方の援護は1点しかなかった。相手先発は吉見。「対戦が楽しみ」と話していた同い年との緊迫する投手戦が右腕を奮い立たせた。「あっち(吉見)も良かったので先に点を取られたくないと思っていた」。最大のピンチは8回。三好の失策が絡み、1死一、二塁のピンチを迎えたが後続を抑えた。「打たれたら、三好が落ち込むんじゃないかと思って一生懸命投げました」。力投で味方の失敗もカバーした。

 リーグトップの防御率はついに1点台(1・91)に突入。好調の理由の一つが今季、4年ぶりに復帰した佐藤投手コーチの存在だ。「踏み出す足がこっちを向いているから、腕がこうなるんだとか。考え方が自分に合った」。これまでは調整を自身に任されることが多かったが、体を大きく使うための遠投の勧めなど、耳を傾け好調を維持している。

 ホームでの3連戦では今季初のカード勝ち越しとなった。依然、最下位と厳しい状況は変わらないが「まだまだ諦めることなく、みんなで戦って一つでも多く勝ちたい」。18個積み上がった借金を返済していくために。9回も続投を志願した頼もしい右腕が先頭に立つ。(黒野 有仁)