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「半分、青い。」で「ロンバケ」完コピ!伝説のスーパーボール再現にネット反響 矢本&奈緒2役

6/15(金) 8:15配信

スポニチアネックス

 “ラブストーリーの神様”の異名を持つ北川悦吏子氏(56)がオリジナル脚本を手掛けるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月~土曜前8・00)の第65話が15日に放送され、北川氏の代表作の1つ「ロングバケーション」(1996年、フジテレビ)が脳裏によみがえるパロディー風の劇中ドラマが登場。インターネット上に大反響を呼んだ。北川氏が「完全コピー」を要望。ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の幼なじみ・ブッチャー役の矢本悠馬(27)と菜生役の奈緒(23)が“2役目”として、今も語り継がれる“伝説のスーパーボールの場面”再現に挑んだ。奈緒は「カットがかからないでほしいと思ったぐらい、とても楽しかったです」と思い出深い撮影を振り返った。

【写真】「半分、青い。」第66話の1場面。秋風(豊川悦司、左端)に謝るボクテ(志尊淳、右端)

 第65話は、弟子のユーコ(清野菜名)の漫画家デビュー作「5分待って」は連載が決まればドラマ化されそうだと、秋風(豊川悦司)が研究のためにテレビを視聴。そこに映ったのは「Long Version(ロングバーション)」というドラマ。22年前、本家「ロンバケ」で木村拓哉(45)と山口智子(53)が演じた“スーパーボールの名場面”を“完コピ”した。

 「ロンバケ」は96年4月クールのフジ“月9”作品。ピアニスト・瀬名秀俊(木村)と婚約者に逃げられたモデル・葉山南(山口)の同居生活を描き、最終回の平均視聴率は36・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。社会現象を巻き起こした。

 “伝説のシーン”が登場したのは「ロンバケ」第1話の中盤。瀬名は、南の婚約者・朝倉の元ルームメイト。結婚式当日に朝倉に逃げられた南が白無垢姿のまま瀬名の部屋に押し掛け、2人は出会う。結婚資金を朝倉に渡していた南は無一文になり、瀬名の部屋に引っ越し。2人の同居生活が始まった。

 瀬名は夜、南の荷物の中から緑色のスーパーボールを見つける。後日の夜、南は結婚式の引き出物だったワインを飲みながら「誕生日の午前0時に誰よりも先におめでとうと言ってくれた」などと、朝倉との思い出を瀬名に打ち明けた。

 瀬名はソファーにあったスーパーボールを手に取り「いいもん見せてあげる。いい?これ、落とすの。投げたら、ちゃんと、ここまで戻ってくる」と3階からボールを落とす。実際に跳ね返ってくると、南は「うっそー!なんでー!」と大はしゃぎし、喜ぶ。

 今回の劇中ドラマ「ロングバーション」について、NHKの関係者は「当然、北川さんの作品『ロングバケーション』がモデルになっています。厳密に言えば、『半分、青い。』内の設定の時代(92年)と『ロングバケーション』の放送の時代(96年)は少しズレていますが、当時の流行を語る上で不可欠な代表作ということで採用することになりました」と経緯を説明。「その際、北川さんからは、完全にコピーしてほしいという要望がありました」と明かした。

 さらに“木村拓哉役”にブッチャー役の矢本、“山口智子役”に菜生役の奈緒を起用した二重構造がおもしろい(今回の「半分、青い。」は矢本がテレビドラマ男役、奈緒がテレビドラマ女役)。

 「演出としても、木村拓哉さんと山口智子さん、2人の芝居には圧倒的なイメージがありますので、エキストラが中途半端にパロディーとして演じるよりも、やるなら、視聴者の皆さんが知っている出演者が徹底的に演じることで生じるアンバランスさがおもしろいと感じました」と意図を説明。

 「また秋風先生とブッチャー&菜生は同じシーンに出ておらず、別の世界に生きている人ということもあり、矢本さんと奈緒さんにお願いしました」と2人を起用し「収録当日も『ロンバケ』へのオマージュも込め、このシーンを真剣に撮影しました」という力の入れようだった。

 奈緒は「まさか『半分、青い。』で2役もやらせていただけるとは思いませんでした」と驚きながらも「相手役の矢本さんと2人で一番練習を重ねたシーンです。カットがかからないでほしいと思ったぐらい、とても楽しかったです」と述懐し、笑みを浮かべた。

 矢本は自身のツイッターで「今日の『半分、青い。』は、いかがでした?まさかね、はい、まさか自分が役者をやってて木村拓哉さんを演じる日が来るとは」と心境を明かした。

 放送後に「ロンバケ」がツイッターのトレンド1位になるなど、インターネット上は大反響。久保田利伸(55)の主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」もパロディーし、出だしが「まわれまわれメリーゴーラウンド」ならぬ「くるくる~回転木馬」となっており、SNS上には「ブッチャーがキムタク役wスーパーボールまで落としたw」「ロンバケのくだりは朝ごはん吹き出しそうになりました。ブッチャーと菜生ちゃんの再登場が、まさかのロンバケのセルフパロディーとは」「主題歌までウソくさいw出演者は半青のキャスト。こんな朝ドラ初めて」などの書き込みが相次ぎ、視聴者の笑いを誘った。

 「(北川氏の代表作)愛していると言ってくれもやってほしい」などと、さらなるセリフパロディーを求める声も。北川氏の冴え渡る筆に期待が高まる。