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米朝首脳会談 ハリス次期駐韓大使「主要な合同演習は中止すべきだ」と一変 共和党重鎮は批判

6/15(金) 10:13配信

産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領が米朝首脳会談後に北朝鮮との対話継続中は米韓合同軍事演習を中止する意向を表明したのを受け、マティス国防長官は14日、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相、小野寺五典防衛相と個別に電話会談した。マティス氏は引き続き米韓、日米の強固な同盟関係を維持すると約束した。

 米政府は近く、8月に予定される定例の米韓合同指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」の中止を発表すると報じられており、マティス氏は演習を中止した場合に影響を受ける同盟国との調整を続けているとみられる。

 国防総省によると、マティス氏は宋氏との会談で「米韓合同軍事演習に関する大統領の指示をどのように協力して達成するか」を話し合ったという。

 これに関連し、次期駐韓大使に指名されたハリス前太平洋軍司令官は14日、上院外交委員会での指名承認公聴会で「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が(非核化)交渉に真剣かを見極めるため、主要な演習は中止すべきだ」と述べた。

 5月に退任したハリス氏は昨年、北朝鮮が弾道ミサイル発射や核実験で挑発を繰り返していた際、合同軍事演習の重要性を強調していたが、「米朝首脳会談の後に状況は劇的に変わった」と語った。

 一方、与党・共和党重鎮のマケイン上院軍事委員長は14日、合同軍事演習の中止は「間違いだ」とする声明を発表した。

 マケイン氏は、トランプ氏が米朝対話で「完全かつ検証可能で不可逆的な朝鮮半島の非核化」を実現することに期待を示しながらも演習中止に関しては「不必要で一方的な譲歩は米国の利益にならず、悪い交渉戦術だ」とトランプ氏を批判。同盟国である日韓との緊密な協議を求めた。

最終更新:6/15(金) 10:13
産経新聞