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【コレだけニュース】「日本の漁業を救いたい」居酒屋が立ち上げたビジネスモデルとは?

6/15(金) 10:30配信

MBSニュース

地元との漁場のバランスは?

午前4時。この日、五月女さんの漁に辻解説委員も同行させていただきました。

(辻解説委員)「漁場のバランスはもめたりはしなかったんですか?」
(五月女さん)「もともと漁業をやめられていたところが空いていたので、そこをご紹介いただいて『ここだったらいいよ』と」

漁場だけではありません。漁に使う船や網も地元の中古品を買い取りました。約8キロ沖に出ると…

(五月女さん)「ブイが浮いている」
(辻解説委員)「近いですね」

設置した定置網に到着です。

いったいどんな魚が獲れるのでしょうか。網を引き揚げるのは、業務を委託する地元漁師のほか会社の女性社員も。

(辻解説委員)「うわ~すごい重さ…」

網をあげてみると、ムツ子やアジなどの小さな魚や立派なタイ。さらになんとウミガメまで!もちろん、カメは海へと返します。

出回らない魚でも味は絶品

この日の水揚げ量は約250キロ。

(五月女さん)「量的にはあるように見えますけど、市場に持っていっても値がつかない」
(女性スタッフ)「こういうの1キロ30円」
(辻解説委員)「キロ30円?これムツ子?」
(五月女さん)「ムツ子ですね。人が食べなくなると、途端に値段が下がるんです」

ムツ子など小さすぎて価値が低く、通常は市場に出回らない魚でも味は絶品。すぐに加工して自社配送、都内11の店舗でお客さんに提供しています。

漁業に参入するというビジネスモデル

どうすれば日本の漁業を守れるのか。五月女さんは魚を仕入れるのではなく、直接漁業に参入するというビジネスモデルを作ることで、漁業が活性化するのではと考えています。

「年間1億円くらい問屋さんに払って(魚を)仕入れしているので、その1億円をこういう現地に投資できたら、変わると思う。漁業をやっている人、現地で活動する人を増やさないとダメ。そうしない限り、買っている分にはいつか買えなくなる。獲る人がいないんで」(ゲイト 五月女圭一社長)

「産地」と「居酒屋」との架け橋をつくった五月女さんの新たな取り組み。日本の漁業を変えていくチャレンジは、進み始めたばかりです。

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最終更新:6/15(金) 10:30
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