ここから本文です

人気集める着席サービス列車 東武「TJライナー」が10周年 好評で増発、乗車1100万人

6/15(金) 6:31配信

乗りものニュース

東武から関東では広まった、マルチな座席

乗りものニュース

 着席サービスを提供する東武鉄道の座席定員制列車「TJライナー」が2018年6月14日(木)、運行開始から10周年を迎えました。

【写真】乗客にプレゼントされた特製ボディシート

「TJライナー」は東京都の池袋駅と埼玉県の川越、森林公園、小川町駅方面を結ぶ東武東上線の列車で、平日の朝に上り列車(池袋方面行き)が、平日と土休日の夕方から夜は下り列車が運行されています。

 10周年のこの日、池袋駅では「運行開始10周年記念ヘッドマーク」を掲出した「TJライナー1号」(池袋18時00分発、小川町19時00分着)の出発式が行われ、豊島区立池袋本町小学校、池袋第一小学校の10歳の子どもたちが出席。乗客へ記念品(特製ボディーシート)を配布しました。

 この「TJライナー」に使われている東武50090型電車は座席が特徴的で、レールと平行な長椅子状態の「ロングシート」と、2人掛けで進行方向を向く「クロスシート」とを変化させられる「マルチシート」を採用。通常はロングシートの一般列車、朝晩はクロスシートの有料着席サービス列車といったように、状況に応じた使い方ができる車両です。

 関東でこうした車両を導入したのは東武鉄道が初。同社に続いて、同様の車両を関東では西武鉄道と京王電鉄が導入したほか、東急電鉄も導入を予定しています。

ほぼ満席なことも 式典の司会は「自動放送の中の人」

「TJライナー」は2008(平成20)年6月14日の誕生当初、下り列車(平日6本・土休日4本)のみの運行でしたが、好評だったことから、増発や上り列車の新規運行も開始。現在、下り列車は平日13本、休日9本で、上り列車は平日朝に2本、運行されています。登場から10年(今年2018年3月末まで)で、およそ1100万人が乗車したそうです。

 東武鉄道によると、「TJライナー」は全体的に多くの利用があり、特に金曜日の下り列車はほぼ満席になるとのこと。同列車へ乗るには、乗車券のほか着席整理券が必要で、下り列車は1人310円、上り列車は410円(ふじみ野駅からは310円)です。

 10周年を記念した記念ヘッドマーク掲出は、11月30日(金)まで、「TJライナー」に使われる50090型電車のうち1編成で行われるほか、7月31日(火)まで記念乗車券も販売されます(売り切れ次第終了)。

 ちなみに出発式では、「TJライナー」の車内自動放送の声を担当しているホリプロの“女子鉄アナウンサー”久野知美さんが司会を務めました。7月28日(土)には、「TJライナー」の50090型電車で、その声を担当する久野さんと一緒に行くツアーも実施されます。

恵 知仁(鉄道ライター)