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資さんうどん新社長、全国進出の意欲語る 「広げるのは一生かけていい仕事」 北九州のソウルフード

6/15(金) 10:03配信

qBiz 西日本新聞経済電子版

 うどんチェーン「資(すけ)さんうどん」を展開し、3月に投資ファンドに買収された「資さん」(北九州市)の佐藤崇史新社長(44)が西日本新聞の単独インタビューに応じた。「まず『北九州の資さん』から『九州の資さん』にする」と、今後1~2年は九州内で積極出店する意向を表明し、東京や海外への進出は「十分な準備ができた時にやりたい」と意欲を語った。

 佐藤氏は、買収先の投資ファンド「ユニゾン・キャピタル」(東京)が社長に起用。就任後、メディアの取材に応じるのは初めて。 (聞き手は井崎圭)

 -就任を決めた理由は。

 「“本物”に出合えたからだ。昨年冬(投資会社から社長の)誘いを受け、北九州に来てうどんを食べた。味もサービスも素晴らしく、どこでも通用すると思った。これを広げるのは、一生をかけて良い仕事だと考えた」

 -就任後の印象は。

 「お客さまの支持がすごい。『資さんうどん全国展開へ』の記事がネットニュースに載り、東京などからも『来てほしい』といった反響が多くあった。地元を含め広い地域で愛されるブランドだと感じた」

 -出店のスケジュール感は。

 「今後1~2年は九州内で店舗を増やす。既に福岡県西部や南部などで出店準備を進めている。今後も良い場所があれば積極的に進出し、創業者の故大西章資(しょうじ)氏が精力的に店舗を拡大した時代の成長ステージに再び持って行く」

 -九州外の見通しは。

 「資さんの味は東京、大阪、海外でも通用する。まずは九州で基盤づくりをした上で、時期と場所を検討する。十分に準備をした上で、みんなで決めていく」

 -店舗増には人材育成と食材の供給力が課題だ。

 「外食産業は、人材を育成できる会社が成功する。味など資さんの強み、こだわりを突き詰めて研ぎ澄ます。その上で社員への教育プログラムに生かしたい」

 「今の取引先があってこそ、資さんの味ができている。現在の供給元には取引の拡大をお願いしたい。共に成長することが北九州や九州の元気につながると信じている」

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 佐藤 崇史氏(さとう・たかふみ) 慶大卒。97年ソニー。01年ボストンコンサルティンググループ。06年、ファーストリテイリングに入社、執行役員グループ変革担当や人事部長、社長室長を歴任し、16年に退社。つけ麺チェーン運営会社の社長を経て18年3月から現職。広島市出身。

西日本新聞社