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生糸へ“旅立ち“ 自慢の繭初出荷 小山

6/15(金) 6:00配信

下野新聞SOON

 栃木県小山市出井(いでい)のJAおやま桑青果物集出荷センターで14日、繭の出荷が始まった。今年は天候に恵まれ肉厚で栄養価の高い桑の葉が生育したため、質の高い繭が生産できたという。

【写真】台に広げた繭の中から、染みの付いたものなどは手作業で取り除く

 同センターには午前7時半ごろ、養蚕農家小谷野洸一(こやのこういち)さん(77)=同市三拝川岸=と福田芳男(ふくだよしお)さん(66)=同市間中=が生産した栃木ブランド繭「改良小石丸」が運び込まれた。

 小山市は県内最大の養蚕地域で、5月下旬から育てた蚕が作った繭は長さ3センチほど。JA職員らが選繭(せんけん)台に広げた繭の中から、染みの付いたものなどを手作業で取り除き、計量した後トラックに積み込んだ。この日の出荷量は607キロ。着物の生地約120反に相当するといい、群馬県安中市の製糸会社に運ばれ生糸になる。

 改良小石丸は最も生産量が多い品種より一回りほど小さく、中央にくびれがあるのが特徴。極細の生糸になる。同JA米麦課の須藤日出夫(すとうひでお)さん(70)は「肌触りが良く、着物のほかスカーフなどにも使われる。量も前年並みだし、今年は質のいい繭がとれた」と話した。

下野新聞社

最終更新:6/15(金) 8:38
下野新聞SOON