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踏み間違え防止ペダル整備に補助 岡山県内初、美咲町が事業開始

6/15(金) 0:20配信

山陽新聞デジタル

 岡山県美咲町は、車のブレーキとアクセルを踏み間違える高齢ドライバーの事故を防ぐ特殊なペダルの整備費を補助する事業をスタートさせた。アクセルを一定以上踏み込むとアクセル機能が解除され、ブレーキが作動する仕組み。町によると、同種事業の導入は県内の自治体では初めて。

 県警によると、県内でペダルの踏み間違いが原因とみられる人身事故は昨年67件(うち65歳以上21件)発生。今年は5月末までに27件(同13件)あり、美咲町でも美咲署西川駐在所に高齢者の車が突っ込むなど大きな課題となっている。

 ペダルは埼玉県のメーカーが開発した「STOPペダル」。特殊な金具でつながれたアクセルとブレーキの各ペダルを、アクセルペダルだけを外す格好で取り付ける。両ペダルとも通常は単独で利用できる。

 補助事業の対象は65歳以上の高齢者とし、ペダル本体と取り付け費用計約14万円の3分の2以内を町が負担する。整備補助費150万円(10台分)を予算計上して5月に受け付けを始めた。これとは別に公用車1台には既に装着している。

 ペダルの踏み間違え事故を巡り、美咲町は2017年10月、衝突回避のための自動ブレーキや車線をはみ出した際の警報装置などを備えた「先進安全自動車」の購入促進策を導入。装置の搭載数によって新車1台につき3万~5万円を補助し、17年度中に62件(299万円)の申請があった。本年度も200万円(40台分)を予算化している。

 町によると、65歳以上の運転免許証保持者は58・97%(17年末)。町情報交通課は「ペダルの場合、新車を買う必要がない。お年寄りによる重大事故の抑止につながれば」としている。