ここから本文です

世界のケイスケ・ホンダへW杯3大会連続初戦弾狙う

6/15(金) 7:51配信

日刊スポーツ

 【カザン(ロシア)14日】サッカー・ワールドカップ(W杯)・ロシア大会に出場する日本が、ベースキャンプ地のロシア・カザンで初練習した。13日夜に事前キャンプ地のオーストリアから同地入り。1次リーグ初戦、19日のコロンビア戦に向け準備を開始した。同国1部CSKAモスクワで4年プレーし、故郷ともいえるロシアに4年半ぶりに戻ったMF本田圭佑(32)はW杯史上5人目、憧れたあのペレらに並ぶ3大会連続の初戦ゴールを狙う。

【写真】14年6月、W杯ブラジル大会1次リーグのコートジボワール戦の前半、先制ゴールを決める本田

 本田がロシアに戻ってきた。初練習では引き締まった表情で走りだした。到着の13日は32歳の誕生日。4年間プレーし暮らしたこの大国との縁は深い。かつてのライバルクラブで日本代表を施設に受け入れたルビンから、記念のケーキが贈られた。そして、本田は選手の前でスピーチを行った。「W杯は何回も出られるものじゃない。全員がこれが最後かもしれないと思い、1日1日を大事に過ごそう」。そう訴えたという。

 コロンビアとの初戦は19日。過去2大会の初戦、10年南アフリカ大会のカメルーン戦、14年ブラジル大会のコートジボワール戦と左足で先制弾を決めてきた。ともに誕生日翌日の「6・14」。勝たせた8年前には「昨日が(24歳の)誕生日だったので、持ってるなと」との名言も残した。

 今大会でも決めれば3大会連続で初戦ゴールを決めたW杯史上5人目の男になる。過去の達成者は世界最高クラスのFWばかり。ペレ(ブラジル)、クリンスマン(ドイツ)、バティストゥータ(アルゼンチン)、クローゼ(ドイツ)。日本初どころか、伝説となる。

 特にペレには思い入れが深い。サッカーを始め、W杯を目指すきっかけとなった人物だ。「物心つき始めたころに、白黒のペレのW杯のビデオを父親に見せられた。子どもながらにペレの動きだけが違うっていうのが、W杯を目指そうと感覚的に感じ始めたきっかけ」と語っている。ビデオテープがすり切れるほど、何度も繰り返し見た。

 トップ下をめぐる香川との争い、コンディション面など、相変わらず周囲は騒がしいが、1発ですべてをひっくり返そうと狙う。こうも言っていた。「ビッグゲームで結果を出してきた。本当に運が良かったというのもある。でも、それって、ずっと求めてきたから結果を出せた自負もある。今回も同様に1発目のシュートで決まる気もする。決めないと話にならない」。決めて、勝たせて憧れ続けたペレに並ぶ。そして世界のケイスケ・ホンダになる。【八反誠、石川秀和】

 ◆W杯の連続大会ゴール 最多は4大会連続で過去に3人。58~70年のペレ(ブラジル)とゼーラー(西ドイツ)、02~14年のクローゼ(ドイツ)が記録。ペレは17歳でW杯に初出場した58年大会で、1次リーグの3試合は無得点も、準々決勝のウェールズ戦で最年少ゴール。62年からは3大会連続で初戦からゴールを決めた。ゼーラーは4大会のうち初戦で得点は2大会。クローゼは02年から3大会連続初戦でゴールを記録したが、14年大会の初戦は出場がなかった。

最終更新:6/15(金) 9:45
日刊スポーツ