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渋谷被告「面倒くさい事件が…」次々遺族逆なで発言

6/15(金) 9:52配信

日刊スポーツ

 千葉県松戸市のベトナム国籍の小学3年生レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた渋谷恭正被告(47)の裁判員裁判第8回公判が14日、千葉地裁で開かれ、初めての被告人質問が行われた。事件は警察の捏造(ねつぞう)として無罪を主張する渋谷被告は、遺族の目の前で「子どもから目を離さないのは、親の義務」「守れるなら守ってあげてほしかった」などと述べた。

 被害者参加を続けるリンさんの父レェ・アイン・ハオさん(35)の代理人弁護士が「あなたの娘が性暴行を受け殺害されたら犯人を許せるか」と質問。渋谷被告は「許すことはできませんけども、その前に私は(登校時)子どもから目を離さない。それは親の義務だ」などと主張した。

 午前中の弁護側の被告人質問では、これまでの証人たちの証言を次々に否定。渋谷被告の軽自動車から検出されたリンさんと同型のDNA型の血痕については「なぜそれが付いたか分かりません」とした。ただ、自由意見では突然声をうわずらせ「見守りしてた時に守ることができなくてすみませんでした」と、涙をぬぐうような仕草を見せた。

 午後の検察側質問では、事件当日に捜索しようと思わなかったかを問われ「最後の最後にめんどくさい事件が起きたのかなと思いました」などと話した。

 午前は「謝罪」し、午後は「親の責任論」に言及した被告に、裁判長が「一番悪いのは犯人では。それを親に向かって糾弾するような言い方はどうか」と質問する場面も。渋谷被告は「(リンさんの)お父さんは時間があったのに1人で行かせた」などと主張を続けた。【清水優】

最終更新:6/15(金) 10:33
日刊スポーツ