ここから本文です

「ダンス禁止」の張り紙再び 警察から指導「時代が戻ってしまったよう」

6/16(土) 17:01配信

BuzzFeed Japan

東京・六本木の人気ショットバー「GERONIMO東京」が風営法の取り締まりで警察に呼び出しを受け、「ダンス禁止」の張り紙をするよう求められた。そもそもGERONIMOにはDJブースやダンスフロアさえなく、ダンス営業も行っていないが、指導を受けてやむなく張り紙を掲示した。改正風営法が成立する2015年以前、全国各地でクラブ摘発の嵐が吹き荒れ、取り締まりを恐れる店側は「ダンス禁止」「NO DANCING」といった警告文を掲げていた。いま再び同じ光景が繰り返される事態に、経営者の田中雅史さんは「時代が戻ってしまったようだ」と嘆く。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

【写真】90年代のクラブシーンがどれだけイッているかがわかる30枚

突然の立ち入り

発端は今年2月15日のことだった。

午前3時過ぎ、スーツ姿の警察官4人が店を訪れた。当時、田中さんは不在。

電話連絡を受けた担当者があわてて別の店舗から駆けつけると、警官の1人からこう告げられた。

「無許可でダンスをさせてはいけない」

店内にいた客は15人ほど。担当者が見る限り、うち数名が音楽に合わせて体を軽く揺らしているだけだった。

担当者は「これぐらいで取り締まるんですか」と食い下がったものの、「あなたが来る前にはもっと踊っていたんですよ」と言われ、警察署への呼出状を手渡されたという。

呼出状には、こんな風に書かれていた。

《貴営業所に立入りを実施したところ、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反(無許可)があり、お尋ねしたいことがありますので、次によりおいでください》

警官「何か貼るとか対策を」

田中さんは呼び出しに従い、2月27日に麻布署に出頭。

改めて経緯を問われ、「お客さんが勝手に体を動かしていただけ。積極的にダンスをさせたわけではない」と主張した。

すると、警察官からこう言われた。

「『ウチのお店はそういうこと(ダンス)をする店じゃないんですよ』ということで何か貼るとか、対策をとった方がいい」

「我々が立ち入りをした時に、仮に同じような状況になったとして、表示をしておけば『店側としてはキチンと対策をとってます』という言い訳がつきますよね」

田中さんは内心疑問もあったが、その場を収めるために受け入れることにした。

帰り際にもう一度、「表示ができたら電話をください。夜に確認に行かせます」と念押しされたという。

1/2ページ

最終更新:6/17(日) 2:33
BuzzFeed Japan

あなたにおすすめの記事