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ロシアの「軍事都市」、様変わりした姿に熱視線 ウラジオストク、日本人観光客が急増 きっかけは電子ビザ

6/23(土) 7:00配信

withnews

 ロシア極東のウラジオストクが、日本からの気軽な旅行先として注目を集めています。ロシア太平洋艦隊が司令部を置き、かつては人の出入りが厳しく制限された軍事都市。訪れる日本人は商社マンか中古車輸出業者、シベリア鉄道に乗り込むバックパッカーぐらい……と思いきや、今やすっかりおしゃれな都市に様変わりしています。4月にはウラジオだけを特集した旅行ガイドブックも発売されました。現地でいったい何が起きているのか、ガイドブックを作った関係者らに聞きました。(朝日新聞国際報道部・石橋亮介、ウラジオストク支局長・中川仁樹)

【写真】コスプレ店員?に本格ラーメン店、「銀座」と書かれた日本料理店…日本人の知らないウラジオストク

一流観光地の仲間入り?

 ガイドブックのタイトルは、「Plat(ぷらっと)ウラジオストク」。

 バックパッカー御用達の旅行ガイド「地球の歩き方」をコンパクトにしたシリーズで、2泊3日の気軽な海外旅行がコンセプトです。

 世界中の旅を案内する「地球の歩き方」とは違い、おしゃれさやかわいさ、手軽さがミソなので、これまで発売されているのはパリやロンドン、台北、シンガポールなど世界の名だたる観光地ばかり。ロシアはモスクワ版やサンクトペテルブルク版もまだ出ておらず、観光地としての知名度が乏しいウラジオ版はかなり異色です。

 出版元のダイヤモンド・ビッグ社(東京都)の担当者によると、「大正時代の旅行案内などを除けば、ウラジオのみを扱ったガイドブックは現在流通しているものとしては唯一」。

 売れ行きが心配になってしまいますが、出版するにはそれなりの根拠があります。実は、ウラジオを訪れる日本人観光客が最近急増しているのです。

 ウラジオのある沿海地方政府によると、同地方を訪れる日本人は例年7000~1万人程度。2016年は約8700人でした。それが昨年、突然1万8000人以上に増え、今年に入ってもその勢いが続いているといいます。5月のゴールデンウイークには、成田空港や関西空港からの直行便は連日満席が続き、かつてない盛況ぶりとなりました。

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最終更新:6/23(土) 7:00
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