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熊本地震経験者「余震に備えて」SNSで広まった「呼びかけの輪」 専門家も注意を促す「教訓」

6/19(火) 7:00配信

withnews

 18日朝、大阪府北部で最大震度6弱の地震を観測しました。熊本地震では、前震の約28時間後に本震が発生。建物倒壊や断水などの被害が広がりました。今回の地震を受け、SNSでは熊本地震を経験した人たちが「余震に備えて」という投稿をしています。専門家も「本震と同程度の余震の可能性もある」と注意を呼びかけています。(withnews編集部・河原夏季、朝日新聞デジタル編集部・小原智恵)

【画像】「微力ですが、お役立てください」熊本地震経験者から大阪へ 懐中電灯・靴下…、被災者伝える知恵

「誰かの役に立てば」

 熊本在住の漫画家ウオズミアミさん(@amiuozumi)は18日朝、ツイッターにこれまで投稿していた余震への備えを、改めて投稿しました。

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【余震備え】「今後一週間は余震に注意」…注意ったって具体的にどーしろってのよ?と熊本地震当時思っていました。具体的な注意とは●部屋の片づけ等する際靴は履いたままでいる●就寝時、枕元に懐中電灯・靴・携帯電話・モバイルバッテリー・眼鏡・財布等ひとまとめに置いておく(ウオズミアミさんの投稿から)

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 ウオズミさんは熊本地震の経験者です。被災当時の食事にまつわるエピソードを軸にエッセー漫画も出版しています。

 今回投稿した思いを聞くと、次のように話してくれました。

 「 自分の経験とそこで得た知恵が、今、怖くてつらい思いをしている誰かの役に立てばと思いました。 私も熊本地震当時、東北で被災された方のツイートや情報を見て、精神的にも随分助けられた部分がありました 」

熊本地震の教訓

 熊本地震は、2016年4月に発生。熊本県益城町を前震と本震、2度の震度7が襲い、多くの人が亡くなりました。4月14日夜の前震では熊本県内での被害が主だったのに対し、16日未明の本震では大分や福岡、佐賀県でも建物倒壊や土砂崩れなど被害が広がりました。

 大阪での地震後、ツイッターでは、水や食べ物の確保を呼びかける投稿のほか、熊本地震の教訓を生かそうと「本震がまだ来ていないかもしれません」「2~3日は家の中で寝るのは危険ですよ」と注意を促す投稿がありました。

 そのほか、「大事なのはパニックにならないこと」「不正確なSNSの情報を鵜呑みにしない」という呼びかけも。

 熊本地震では、「動物園からライオン放たれた」といったデマが流れました。今回の地震後も、ツイッター上では「シマウマ脱走」「大阪の京セラドームに亀裂」など事実とは異なる「デマ」が飛び交いました。

 災害情報学が専門の東北大学・佐藤翔輔准教授は、「支援情報が多くなると、正確な情報の妨げになる可能性もあります。府や市など自治体の情報を参考にして」と話します。

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最終更新:6/19(火) 15:20
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