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<北朝鮮女性インタビュー>トランプと会って国内の評判急上昇した正恩氏 「これで支援もらえるかも」

6/18(月) 13:48配信

アジアプレス・ネットワーク

トランプ米国大統領との会談を終えた金正恩氏。北朝鮮国内の評判は上々のようである。「不倶戴天の敵」米国の大統領と初の首脳会談を成就させたことで、国内からは父・金正日、祖父・金日成を超えたという声まで出ている。一方で、庶民の期待は外国からの食糧支援や制裁で悪化した暮らしの立て直しに集中している。北部地域にすむ女性に電話で意見を聞いた。(カン・ジウォン)

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シンガポールで行われた初の朝米首脳会談の翌々日の6月14日、北部の咸鏡北道(ハムギョン北道)の都市部に住む李・スンヒさん(仮名、女性)と電話が繋がった。30代の既婚者で、普段は市場で小商いをしていて、生活水準は中の上といったところだ。北朝鮮に搬入してある中国の携帯電話を使って通話した。

初の朝米会談から間がなく、まだ多くの住民の反応を聞けていないが、李さんの考えは、庶民の傾向の一つとして考えて良いだろう。李さんは、労働新聞などの官製メディアが報じた金正恩―トランプ会談の写真入り記事を見ていたが、朝鮮中央テレビが大々的に報じたニュースは見ていなかった。

◆金正恩元帥は天才凌ぐ「万才」

――金正恩―トランプ会談について、周囲の反応はどうですか?

李 米国と会談するのを見てすごいと人々は言っている。首領様、将軍様(金日成、金正日)が成し遂げられなかったことを、年齢の若い元帥様(金正恩)がやってのけたで、「万才」(天才以上)だと言っている人もいます。

――あなたはどう思いましたか?

4月に文在寅(ムン・ジェイン)と会談する前までは、金正恩を好きな人なんかいませんでしたよ。嫌いだなんて大っぴら言えないだけで、不平不満が多かった。しかし4月に(板門店で)会談した時、人々は嬉しくて泣いたし、統一になるぞと喜びました。トランプとまで会談したので、「今は元帥様しかいない、私たち(の暮らし)をよくしてくれるだろう」と、期待がとても大きくなりました。評価は良くなったと思いますよ。

――トランプ氏に対する印象は?

ただの戦争狂人だと言われていた。写真だけを見ては分かりませんが。我々が核を持っていて強いから、米国は怖気ついたのではないですか。知り合いの軍人は、「豊かな国は戦争を恐れる。元帥様はそのような弱点をしっかり活用した」と言っていました。軍隊では、そのように教育しているのです。

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