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<松戸女児殺害>元保護者会長に死刑求刑 弁護側は無罪主張、7月6日判決 検察「あまりに非人道的な犯行」

6/18(月) 11:03配信

千葉日報オンライン

 松戸市立六実第二小3年だったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=が昨年3月に殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた同小の元保護者会長、渋谷恭正被告(47)の裁判員裁判第10回公判が18日、千葉地裁(野原俊郎裁判長)で開かれ、検察側は「人としての良心のかけらもなく冷酷で残忍。あまりに非人道的な犯行で許されるものではない」として死刑を求刑した。渋谷被告は「最初から言っているように無実、無罪でございます」と述べ、弁護側は証拠の信用性に疑問を呈し「渋谷さんは犯人ではない」と改めて無罪を主張し、結審した。判決は7月6日に言い渡される。

 渋谷被告の軽乗用車内にリンさんの血液が付着した経緯や遺体などから採取したDNA型の鑑定の信用性が争点の一つになった。

 検察側は捜査や鑑定に携わった関係者、リンさんが行方不明になった当日の言動を知る学校関係者らを証人尋問。渋谷被告が登校中のリンさんに声を掛けて軽乗用車に乗せ、車内で手錠で拘束するなどしてわいせつな行為をし殺害し、遺体を遺棄したとし「公判で十分証明された」とした。

 渋谷被告は初公判で「検察側の主張は架空、捏造(ねつぞう)で、一切関与していない」と無罪を主張。14日の被告人質問ではリンさんが行方不明になった当日の行動を「釣りの準備や下見をしていた」と説明し、この日の最終陳述で「やってないことをやっていないと言ってはいけないのでしょうか」と一貫して無罪を主張した。

 極刑を求めていた父親のレェ・アイン・ハオさん(35)は結審後に記者会見し、死刑求刑に「本当にありがとうございます」と述べ、母親のグエン・ティ・グエンさん(31)は「死刑の判決をお願いします」と話した。

 起訴状などによると、渋谷被告は同小の修了式だった昨年3月24日、登校中のリンさんをわいせつ目的で軽乗用車に乗せて連れ去り、車内などでわいせつな行為をし、首を圧迫して窒息死させ、我孫子市の排水路の橋の下に遺棄したとしている。リンさんが遺体で見つかったのは同26日。渋谷被告は普段から通学路の児童見守りに参加し、リンさんと顔見知りだった。

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