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M7.5地震発生確率2~3%は低くない!? 前気象庁長官が指摘する「上町断層帯」の危険性

6/20(水) 11:00配信

AbemaTIMES

 18日午前7時58分に発生した大阪北部地震。マグニチュード(M)6.1、最大震度6弱を観測し、揺れが大きかったところでは水道管が破裂するなど被害が相次いだ。消防庁によると、この地震による死者は4人でけが人は376人。大阪府の高槻市や箕面市の一部地域では断水や水の濁りが続き、高槻市や茨木市などの約11万戸でガスが使えなくなっているという。

 高槻市では給水が行われ、同市に住む男性は「朝(給水に)行ったけど水がもうなかった。いつ水が来るかわからないということで、たまたま今行ったら堺市から輸送された水があって頂いた。一番困っていることは、いつ飲める水が出るかということ。メインの水道管が破損して、復旧に1週間ほどかかると聞いた」と状況を教えてくれた。

 今回の地震を受けて気象庁は、地震は「有馬-高槻断層帯」「上町断層帯」「生駒断層帯」の境目付近で起きており、どの断層が地震につながったかは特定できないとしている。震源からは一見、「有馬-高槻断層帯」の影響かと思いがちだが、前気象庁長官の西出則武氏は「上町断層帯に注意が必要」だと指摘する。

 「地震の時に断層がどうずれたのか、どの方向にずれたのかという結果を見ると有馬-高槻断層帯とも合わない。上町断層帯がなぜ候補に挙がっているかというと、こちらの図では離れているように見えるがこれはあくまで地表部分を表しているだけであって、より地下の方にいくと、上町断層帯は『逆断層』といって東側に向かって深くなっているから。一番深いところがひょっとしたら震源と一致する可能性がある」

 「上町断層帯」は難波や大阪城、梅田など繁華街を南北に通る断層帯で、平均活動間隔は8000年程度、最新活動時期は約9000年前とされている。地震調査研究推進本部によると同断層帯でM7.5の地震が起きる確率は2~3%とされているが、西田氏は同規模の地震が発生した時に一番危険がある断層帯だといい、「繁華街の中に震度7と想定される範囲がかなりあるので、いざ起こると被害が大きくなりそうなのが1点。それから、今後30年以内の発生確率が2~3%というのは小さい数字に思えるが、最新活動時期から平均活動間隔は過ぎていて、いつ起こっても不思議はない」と説明。続けて、「ランダムに起こったとして8000分の30(年)を計算したら小数点以下の数値になるが、規則性や確率から計算して2~3%となるのは結構大きな数字だと認識した方がいい」と注意を促した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

最終更新:6/20(水) 11:00
AbemaTIMES

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